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学ぶこと

今年の春分の日、近所の浄土宗のお寺で、
お彼岸の日だけ、伝定朝作の十一面観音菩薩像の御開帳があるというので出かけてみた。
優雅な立ち姿となだらかで平坦な面には、平安時代後期である和様の特徴が、、。
でも額の髪の生え際の中央が下向きにとがっているところ、面長で厳しめの表情をしているところは、質実剛健な鎌倉時代の特色を持っている。

時代的にも、定朝作というのはちょっと無理が、、と思ったけれど、
「伝」とつけてでも定朝作としておきたいのは、なんとなくわかる。

ところで、きっかけとは不思議なもので、ここからすっかり仏像にはまってしまって、
その後はアジアの仏像の講義に出て、今週は京都奈良の仏像を古い順番に学びましょう、という講義に参加。

ただ飛鳥時代の資料って漢文なんですね(汗)。
瞬時おそってきた眠気は、台湾の薄荷水で吹き飛ばしました。

            伝定朝作の十一面観音菩薩像がある心行寺 
      地元では花のお寺として有名

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