「堅い」や「暗い」「冷たい」のイメージをお持ちかもしれません。市立や県立の図書館です。しばらく足を運んだことのない人なら驚くような斬新な施設が登場しています。読書の秋、播州人3号が進化する図書館へと誘います。
神戸市ではここ数年、市立図書館のオープンが相次いでいます。
10月には神戸市の西端のニュータウンに、新たな文化拠点が生まれました。図書館も目玉の一つです。
なでしこ芸文センター開館
文化芸術育む 中核拠点誕生
西神中央駅西側
光が差し込むと格子状の影ができる仕掛けです。
市長が言うように、これまでの図書館は「狭い」「暗い」施設も多かったようです。
1年半前には、神戸市須磨区の市営地下鉄駅前にも図書館がオープンしました。開設した場所がちょっとした話題になりました。
百貨店内に名谷図書館
親子くつろぐ木のぬくもり
神戸市須磨区
木材が多用され、ぬくもりが感じられます。
先日訪れると、買い物袋を提げた親子も多く見られました。
郊外だけではありません。
JR三ノ宮駅近く、神戸市役所の南にある公園には、子ども向け図書館がオープンしました。世界的に有名なあの建築家の寄贈です。
「こども本の森 神戸」東遊園地にオープン
絵本や図鑑、児童文学書…壁面の本棚から選び
神戸市ではほかにも図書館整備計画が進んでいます。
2023~24年度には垂水図書館、26年度以降は三宮図書館の整備も検討されています。
紹介した神戸市の図書館もそうですが、「明るさ」が最近の図書館の特色ではないでしょうか。
お城で有名な姫路市にも開放的なデザインの市立図書館があります。
非日常へいざなう開放感
姫路市立図書館広畑分館
図書館は、本を借りるか、調べ物に使う場所だと思い込んでいましたが、本を通じた交流を促す機能も紹介されていました。
本通じ交流する談話室
お薦め本交換コーナーも
県立図書館にオープン
コンセプトが「公園」という図書館もあります。
「公園のような図書館」定着
地域に愛され ことば蔵5年
伊丹
本好きだけでなく、だれもが気軽に集まれそうです。
<播州人3号>
1997年入社。高校生のころ、利用したのは近所にあった公立図書館の分館でした。木造平屋で、玄関で靴を脱いで上がり、冬場には石油ストーブがたかれていました。本を借りるには表紙裏の袋に差し込まれたカードに名前や日付を記入する必要がありました。たまに「最初の読者」になるときがあり、名前を記入しながら前人未踏の地に足を踏み入れたような気分になりました。
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