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CFRP素材を活用した新商品開発【テックラボ×プロダクト】

同社を含む神戸市機械金属工業会の航空部品を扱うメーカーで組織する神戸エアロネットワークがあります。そのメンバーで新事業創出に向けた議論をしていたところ、「一つの商品を上市するまでの商品企画から開発、製造、販売にいたるまでのプロセスの中で、加工業の生み出す付加価値が最も低い」ことが課題として挙がったそうです。

そこで、同社は、超軽量構造材であるCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を扱う強みを生かし、商品企画から販売までを一貫して担う製品作りにチャレンジすることを決めました。県立福祉のまちづくり研究所のアドバイスを受け、超軽量子ども向けスポーツ用車いすの開発に取り組むことにしました。

 現在のスポーツ用車いすは金属製で重く、軽量なものは非常に高価であることが課題とのこと。アルミの半分の比重であるCFRPを素材に使うことで軽量な商品づくりが可能となります。

 「障がいを持つ子どもたちがためらうことなく健常者と一緒になってスポーツをする楽しみを感じてほしい」と思いを語ります。

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