続いてはジェイテックさんの「その後」についてです! ----- 経営資源が限られている中小企業において、どこに経営資源を集中させるかを考えることがデザイン経営の本質だと理解している。当社は15人の社員ながら、産業用ロボット、ガスタービン、丸編み機の部品などを製造している。 Wondersでは、本業の機械加工と横道社長自身が得意なソフトウエアを組み合わせ、写真を彫刻にするアイデアの事業化に取り組んだ。自社で保有しているマシニングセンター(工作機械)を使って試しに金属彫
続きまして、2021年度参加企業の神戸熔工さんと22年参加企業のCHAMBERSさんの事業世代を超えたコラボ事例です! CHAMBERSは林業、薪の製造・品質管理に加え、最近は新たに飲食事業として薪火の焼き鳥店も始めた。Wondersではブランディングに取り組んだが、その前にまずはしっかりものづくりをすべきと考え兵庫県産スギ材を用いてバレルサウナを作った。 さらに工事現場で資材の下に土木用端太角も作っている。木を使ったDIYの製品開発を考えていた時に、土木用端太角を
大洋真珠さんに続き、次はARIMA COLORさんの「その後」です。 有馬温泉の鉄分を含んだ金泉を使って染めたウールなどの糸をスウェーデン製の織機で手織りしてストールを作っている。昨年は神戸市と天津市の友好都市提携50周年記念のイベントに参加し、天津伊勢丹で海外初出店することができた。 ただ、事業を進めていくうちに課題も出てきた。新商品の開発や、ECサイトの制作に当たっているとそこに精力を奪われ、なかなか販路拡大に取り組めないのだ。また、金泉の鉄分はそのままだと青く
3月6日に2021年度・22年度参加企業の有志メンバーが集まり、ミライ経営塾Wonders卒業後の「現在」の状況について共有会をしました。明日24年3月29日、神戸新聞の朝刊でも有馬芳香堂、安福又四郎商店、日米珈琲の取り組み発信いたしますのでぜひご一読ください。 このnoteではまず大洋真珠さんのおとりくみから紹介します。 大洋真珠さんはもともと、高品質な真珠をメンテナンスしながら使い続けるために、修理や作り替えで新しい価値を生み出す「パールクリニック」ブランドを2
本日3/15は一粒万倍日。「一粒の種籾が万倍にも成長して実り、立派な稲穂となる」…とされる縁起の良い1日だそうです。そんな日に、灘の酒蔵が提案する低カフェインで味わい深い「棒ほうじ茶」が出ました。 (*'ω'*)https://www.atpress.ne.jp/news/388500
幼稚園や保育園で提供している給食(求食)事業のほか、神戸駅近くにある「神戸食堂はぁとす」というレストラン事業、御影のパイ専門店「TOKINONE」のスイーツ事業の3事業を展開している。 子どもに安心、安全な食事を提供するとともに食に興味を持っていただきたいとの思いから新たにマルシェ事業部を発足し、園内での料理やお魚の解体ショーなどの食育活動のほか、無添加のソーセージやハム、ベーコン、淡路島の自社農園で栽培している有機野菜の販売、好き嫌いの克服を目指した農業体験などのプロ
カタログ、チラシ、ポスターなどの印刷物を制作している。近年、印刷物の需要が減っており、コロナ禍でペーパーレス化が進んだことによりさらに売上が減少している。 お客様の困りごとを解決する「コトづくり」を印刷物やデジタル制作物でかたちにできるようにするために、顧客ニーズに沿った提案ができるようコンサル営業力を強化し、デジタルソリューションも提案できる営業へと脱却を図りたいと考えている。 コトづくり強化のための施策として、①コトづくり勉強会の改善を図り、コンサル営業のスキル
プラスチック成形加工業を営んでいる。とくに真空成型技術に強みを持ち、工場内で部品を運ぶためのトレー、商品包装材に使われるブリスターパッケージなどを製造している。 近年はパッケージ材の脱プラスチック化が進み、価格競争も激しくなっている。そこで立体成形技術を生かして新たな製品、なかでもパッケージ材のように使い捨てではなく長く使ってもらえる製品を作りたいと考えている。そして「プラスチック屋」ではなく「立体成形屋」としてアピールしたい。 そこで考えた商品が、立体塗り絵による
ネットワーク、テレビ受信機器設置工事用ケーブル、電設資材を販売するBtoBのEC専業会社で「e431(e資材)」のブランドで展開している。安心品質の資材、部材が安く、早く届くことを強みにしており、親切さや分かりやすさにもこだっている。 課題としては「e431(e資材)」のブランド認知が低いこと、「安い」以外の価値やこだわりが伝わっていないことが挙げられる。社員は親切な対応や専門的なサポートなど人間味のある対応を大切にしているということを伝えるためにオリジナルキャラクター
舶用部品を船主・船舶管理会社に代わって調達を行う専門商社で2026年には設立60周年を迎える。世界を行き来する船舶の寄港や入渠(にゅうきょ)のタイミングに合わせてタイムリーに納品を行う。 最近では、新たな取り組みの一つとしてドローンを用いた船舶点検の実証実験にも取り組んでいる。課題は、いわゆる文鎮型の組織体制で、目の前の仕事に終始してしまっていることだ。各部門の所属長もプレイングマネージャーであり、仕事が属人化しているため、標準化を阻んでおり、生産性や収益率が伸び悩む原
オリジナルアクセサリーブランドを展開する一方、洋服も取り扱うようになり、オンライン、直営店を軸に販路を拡大している。現在の売上構成はアクセサリーが6割、洋服が4割だ。 星加さんに来店してもらったところ「アクセサリーと服のテイストが異なっていてごちゃまぜ感が強い」という意見をいただいた。当初は、自社アクセサリーブランドの認知拡大を軸に取り組む予定だったが、洋服とアクセサリーのブランドや店舗の目指す方向に整合性がないため、整理し直すことにした。 まずは、ターゲット・テイ
「月の湯舟」は2003年10月に神戸市垂水区のジェームス山にオープンした温浴施設だ。乳白色の天然温泉をはじめ、地元塩屋の海水を利用したタラソテラピー効果のある天然海水温泉で、保湿、保温、美肌にも効果がある。健康をテーマにした癒しの空間となっており、地域の交流・情報発信の場としての活用をすすめている。 「月の湯舟」という名前もそうだが、美術館をイメージしてつくった建物、ロゴからも温浴施設としては認知されにくいという仮説を立てている。そこでわかりやすい広報物や、だれもがわか
金属加工業者としてさまざまな産業部品を製作しており、マシニングセンター、フライス盤、旋盤、研磨など様々な加工ができる工作機械を保有している。これらを生かして自社製品を生み出し、下請けからの脱却を目指すとともに、職人の後継者不足も同時に解決したいと考えている。そこで、自社を知ってもらうきっかけにするためにもフラッグシップになるような製品をつくることにした。 小林さんのメンタリングの後、参加メンバーで試作品の案を出し合い、それをもとに社内でアンケートを行った結果「マシニング
靴の形状保持と歩行サポート等を目的にインソールに埋め込む金属製部品【シャンク】を国内で唯一製造しているメーカーだ。新事業として、花火とロウソクと音楽の楽しさをひとつに詰め込んだ【ドリームキャンドル】を開発し、2006年に発売した。現在商品は3代目でリピーターも多い。 ただ、ターゲットの絞り込みが甘く、活用シーンの提案も消極的なままという課題を抱えている。そこでブランディングに取り組むこととし、優先すべき顧客を絞るところからスタートした。データ分析をしたところ、楽天では3
同社は関西を中心に5つのホテルセトレを運営している。2019年には物販事業を立ち上げ、カレーやパスタソースなどのオリジナル商品の企画開発を行いECサイトなどを通じて販売したが、商品ごとに製造工場を探して小ロットで製造していたことなどから採算が悪化し、行き詰まった。 そこで22年に、自社で製造まで行うビジネスモデルに転換を図ることとし、姫路のホテル内に工房をつくり、第一弾として「セトレのカヌレ」を商品化した。23年12月の売上は昨年比で倍増したが、まだ事業化に向けての道筋
神戸市内に拠点を持つ中小企業を対象に「デザイン経営」の視点から事業や組織の変革を目指す実践型のプログラム「ミライ経営塾Wonders」の中間共有会が2023年12月15日、神戸・三宮のアンカー神戸で開かれました。 プログラムは今年度で3年目。「プロダクトデザイン」「組織デザイン」「ブランドデザイン」の3テーマに合計12社が参加し、メンターの伴走支援を受けながら2024年3月までに課題の解決に道筋をつけ、自走できる態勢を整えます。 各社の途中経過と今後の取組みを発表し