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一問一答「あなたは、仕事の不安を乗り越えるために、今どんなことができると思いますか?」【仕事の不安を乗り越え成長する方法】

あなたは、仕事の不安を乗り越えるために、今どんなことができると思いますか?

コロナの影響もあり、仕事に対する不安を感じている人は多いと思います。
DaiGo師匠の質疑応答でも、毎回仕事に関する相談はたくさん頂いています。
今回は、まさにキャリアに関する相談をもとに、仕事やキャリアの不安を乗り越え成長するための方法について解説させてもらいます。

Q. 終わりが見えなくて興味もない研究を続けるのがしんどくて、休学か中退を考えている修士1年です。
中退して歓迎されているスタートアップの仕事に就いて、転職のためのスキルアップの勉強をするか、このまま研究を我慢して続けて、学歴の高い新卒カードを切ってメガベンチャーに挑戦するかで迷っています。
アドバイスお願いします。

僕は大学院を中退しました。
卒論の終盤で僕が使っていた大学の機械が壊れて、僕が壊したわけではないですが修理するのに4,000万円かかるという話になりました。
僕が大学にいる間には無理だと思うと言われて、他の機械を使うようになりましたが、それまで1時間でできた作業が10時間もかかるようになりました。
さすがにそれはやる意味がないと思い、テレビやパフォーマンスの方に挑戦しました。
また研究したければ戻ればいいし、一旦お金を作っておけば出資する形で研究に関わることもできると考えました。
別に中退することが悪影響になることはないと思います。
どんな理由で中退したとしても、大事なのはその後にしている行動です。
今やっていることの方が人間にとってははるかに大事です。

メンタリストDaiGo

以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。

仕事の不安を乗り越える方法

仕事に対する不安は誰でもあると思います。

DaiGo師匠も皆さんと同じように不安がありました。
学生の頃は周りのみんなは就職活動を始めていて、自分は本当にこれで大丈夫なのだろうかと不安でした。
テレビに出ている頃も、皆んなが思っているほど稼げる仕事でもないし、時間ばかり取られてプライベートは全く無く自由も減ってしまいます。
いつまでできるのかわからないという不安もありました。

どんな仕事をされていても不安は少なからずあると思います。
この仕事に対する不安のデメリットは、能力が低下することです。
仕事やキャリアに対する不安は、皆さんの能力を下げてしまいます。その結果、また不安をどんどん抱えていくことになってしまいます。

この不安を乗り越えて生産性を保つことが重要です。
生産性を保ってさえいれば、大成功するかどうかはわかりませんが、ある程度自由でお金にも余裕がある生活をできるはずです。

仕事やキャリアへの不安のデメリット

リーズ大学の研究ですが、さまざまな職業で働く1,046人を9年間も追跡調査して、雇用安定性について分析しています。
様々な職業や働き方をしている人がいるわけですが、彼らの仕事に対する不安がどのように変化して、それがその人たちの仕事やキャリアにどんな影響を与えているのかということを調べています。

慢性的なキャリア不安による3つのダメージ

その中には、慢性的にキャリア不安を抱えている人が一定数はいました。
この慢性的なキャリア不安を抱えている人には、3つの変化が起きるとされています。
この不安を放置したままにすると、僕たちの仕事やキャリアに大きなダメージを与えてしまいます。

①感情安定性の低下

慢性的なキャリア不安を抱えている人は、それによって神経症的傾向が高まってしまいます。
いつのまにか不安やイライラが多い性格になってしまうということです。

仕事で新しいことに挑戦したり取り組む時には、必ず不安があります。
その不安を乗り越えていくことができなければ、仕事をしていくことはできません。

イライラするのも問題で、これは判断能力を鈍らせてしまいます。
当然ですが、それによって人間関係に問題を抱えてしまうこともあります。
大切な人や家族との関係にもダメージを与えてしまいます。

神経症的傾向が高くなるということは、感情のアップダウンが激しくなり、不安やイライラが多い性格になるということです。
これは恋愛も仕事も続かない性格です。

人間は年齢を重ねるにつれて、この神経症的傾向が低くなり感情が安定するようになります。
それによって、 自分が一生懸命になれる仕事を見つけたり、共に過ごすパートナーを見つけたりできるようになります。
慢性的なキャリア不安を抱えている人は、これができなくなってしまいます。

②協調性の低下

慢性的なキャリア不安が続くと、他人への関心が低下します。
自分の仕事に不安がある人は、自分のことで精一杯になってしまうので、他人に対して興味を持つことが難しくなります。

その結果、自分のことしか考えられない自己中な人になってしまいます。
自分の時間を少しだけ犠牲にして、他人と一緒に過ごす時間を作ったりすることができなくなります。
自分のことしか考えられない人は、人間関係を作ることができません。

そうなると、自分の人生や仕事にとって付き合うべき相手との時間も作れなくなります。
今ある人間関係を保とうとしても、先ほどの神経症的傾向が高まってしまうので、つい感情的になってしまい関係が壊れてしまう可能性も高くなります。
神経症的傾向が高くなると同時に協調性が低下するというのは、かなり危険な組み合わせです。

③誠実性の低下

そして、これが最も大きなダメージです。
慢性的なキャリア不安にさらされてしまうと、自分で目標を設定してそこに向けてコツコツと頑張ったりする意欲が低下してしまいます。

仕事でも長期的な目標を立ててコツコツと頑張ることができなくなるので、不誠実な方法やズルをしてしまいやすくなります。
怪しい詐欺に騙されたりギャンブルに手を出したりしてしまう可能性が高くなります。

コツコツと物事を頑張ることができる人は、それによってスキルや経験が積み重なっていきます。
そうなると徐々に自分に自信を持つこともできるようになり、大きな仕事を任せてもらえるチャンスもやってくるようになります。

目の前の安易なことばかりに手を出して、自分の将来のためのスキルアップも考えることができなくなります。

以上のように、感情の安定性が低下して協調性も低下し、挙句の果てに誠実性まで低下してしまいます。
仕事に必要な特性を悪化させてしまい、さらなる不安を生み出してしまいます。

ですから、不安対策やネガティブな感情と向き合う方法を学んでおいてください。
そのために役に立つであろうおすすめの本をいくつか紹介しておきます。

ネガティブな感情を乗りこなすためのおすすめ

ネガティブな感情の上手な使い方についてはこちらの本も読んでみてください。
ネガティブな感情は抑えるのではなく、それを活かす方法を考えることが重要です。

自分の不安を乗りこなしていくためには、認知療法などで使われるものですがACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)という考え方を学んで頂けたらと思います。
これはライフハックとして非常に使いやすいもので、こちらの本がわかりやすくて役に立つと思います。

仕事がうまくいけば、

お金を稼ぐことができさえすれば、

この不安はなくなると考える人が多いですが、実際にはそうではありません。
お金よりも「お金を稼いでいく過程」で手に入るものの方が大事です。

キャリア不安をなくすためには、まずは不安対策から入ることが重要です。

ここから先は、具体的に仕事やキャリアの不安をなくすための方法と、根本的な原因への対策まで解説していきます。
仕事やキャリアに不安を感じることなく、挑戦し続けるために続きもチェックしてみてください。


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