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【再投稿】プリントと額装について

【2023/1/16 追記】
この記事は2022/12/28に投稿した記事ですが、
誤って削除してしまったため再投稿しております。
スキ♡押してくださった方々、すみません!!泣



いよいよ!
個展開催が近づいてまいりました。


個展開催に至るまで

写真展を開くための貸しギャラリーを探し始めた初夏の頃から、気が付けばもうストーブが欠かせないほど寒い時期になっていました。

私が住んでいる高尾は東京都といえど、もうとっくに朝晩は氷点下で、庭先の草木にも霜が降りております。

渋谷zakuraギャラリーでの個展開催まで、あと10日に迫りました!

design: Yoko Ito
小畑円香 写真展
「今日の風、あしたの光」

2023年1月7日(土)〜1月15日(日)
12:00-19:00 (最終日17:00まで) ※作家全日在廊
場所:渋谷 zakura
JR渋谷駅から徒歩約5分

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日々の暮らしの合間、光に透けるものの色や輪郭を丁寧にひろうことで、ユーモアと工夫を学んでいる。
呼吸がしやすくなるような、気持ちを遠くへ運んでくれるような、誰かの想いやアイデアにつながるような。

そういう写真を、目を背けず、凝らすことを恐れず、明日を信じて暮らしていくために、たしかなまなざしで撮りつづけていきたい。
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▶︎個展詳細はこちら

2023年1発目、新春の展示です。

年末年始はいろんな製造ラインがストップしてしまうため、納期が間に合わなくなるかもという恐怖に怯えながら作業してましたが、なんとか落ち着いた精神状態で正月を迎えられそうです。

私自身、大学の卒業制作期間の展示を除く自主的な作品展示は、大学2年の冬に開いたグループ展(映像作品展示)以来、なんと約12年ぶり。(計算してひっくり返った〜)

会期中どれだけの方に来ていただけるのか正直不安ではありますが、なによりもまず、色んな言い訳を並べて12年間も叶わなかった作品展示の機会を、こうして設けることができた事実と今の環境を、何よりありがたく、感慨深く、幸せに感じています。

同時に、フォトグラファーとして独立してから初の個展ということで、身が引き締まる思いです。

今回展示するのは、2022年の春から秋にかけて撮った写真です。

日々の生活の中で目にするものたちは沢山のユーモアと工夫をはらんでいて、その決して派手ではない対象の色や輪郭を一定の距離から丁寧にみつめ、大事にひろっていくことで、今日の気付きや明日の暮らしに繋がっていくような感覚があります。

このシリーズを撮っている間はずっと、空間と作品、来てくれる方の間にも心地よい風が通り抜けるような展示を頭の中でイメージしていました。

なにかひとつ、心におみやげを持って帰っていただけたら幸せだなと願いながら...!


今回の会場ですが、アクセス面もばっちりの渋谷駅が最寄りのzakuraさんにお世話になります。


展示作品(プリント)について

今回展示する写真作品は、ジークレープリントの徳川印刷さんにお願いしました。

見る度運気がアップする(気がする)案内冊子

選んだのは銀塩バライタ紙の質感を持つ、ハーネミューレのフォトラグバライタ紙。
階調表現がすばらしく、写真そのものがもつトーン以上の何かまでプリントに落とし込まれているような感じがします。

写真のオリジナルプリントにはアーカイバル性が求められますが、こちらの用紙は長期保存に適した無酸性の100%コットンから作られているので安心です。


額装について

作品の額装は、newtonさんにお願いしました。

1969年創業、目黒区の店舗

無理を承知で、額装作業の様子を記録させていただけないかご相談したところ、快く引き受けてくださいました。
ありがとうございます...!

※個展前なので作品ぼかしてます

作品の大きさに合わせてマットを切る
前面のアクリルの埃を除去


最後にフレームをはめる

この他にも数々の工程を経て、丁寧に、そしてとても綺麗に仕上げていただきました。
出来上がっていく過程をワクワクしながら拝見させていただきました!
newtonさん、ご協力ありがとうございました。

フレームはアッシュ材。
ワイパーホワイト(拭き取り白)塗装で仕上げられた、真っ白ではない、やさしく木目が残ったこの仕様が好きで。

美しくプリントされ、心地よく額装された姿を見ると、自分の作品なのに自分の作品じゃないような不思議な感覚になりました。

ぜひ会場でじっくり見ていただけたらうれしいです。


展示作品の販売、エディションについて

会期中は、21点の作品展示と販売を行います。

全ての作品にはプリント裏面にエディションナンバーとサイン、撮影年とプリント年が入ります。
あとは作品証明書も付きます。

今回はedition: 5 としました。

プリント裏面、右下の数字がエディション


エディションに馴染みのない方もいらっしゃると思うので、軽く説明を。

作品におけるエディションとは「限定部数」を意味します。
写真は絵画や立体作品などと違い、ネガやデータが作家の手元にある限りいくらでも複製が可能です。

そのため、生涯この数しかオリジナルプリントとして制作しません、という証でエディションナンバーが振られることが多いです。
エディションは作家が責任を持って管理をします。

会場には作品のタイトルなども載せたプライスリストを設置いたしますので、ぜひどなたでもお気軽にお手に取ってご覧ください!


グッズ販売について

会場でのグッズ販売は、下記3点を予定しています。

  • B4ポスター  …2種

  • ポストカード  …6種

  • 写真集(ZINE)  …1種

夫に製作してもらったありがたきグッズ展示用什器
(こちらも写真ぼかしてます)

グッズ作るのが一番楽しい!
良いのができるとテンションあがります。

会期中はInstagramのストリーズで展示の様子やグッズ情報を発信しますので、ぜひチェックしてみてください!

@kobamado

また、zakuraさんでの展示を検討中の方もお気軽にお立ち寄りいただければと思います。
写真もご自由にお撮りください。

noteでの個展の案内は以上です。

良い展示、良い新年になりますように!

寒さ厳しくなって参りましたが、みなさまご自愛くださいませ。

会場をあたためてお待ちしております!
よろしくお願いいたしますー!

ススキが綺麗だった少し前の近所の川

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