#45 【資産形成虎の巻】4人の偉人が教えてくれた資産形成成功の秘訣
年が明けて新しいことへの挑戦を試みている方も
多いかと思います。
その中で「資産形成」を始めようと思っている方に
資産形成で大成功を収めた4人の偉人から、資産形成を
成功させるために必要な考え方、手法について紹介します。
具体的な投資手法ごとのポイントについては過去記事
で紹介してますので、本記事購読後に参考にしてみて
ください。
どの銘柄を買うか。といったテクニックも
もちろん大切です。
しかし、それ以上にそもそもの資産形成の本質を
捉えなければ最終的に必ず損をしてしまいます。
今回紹介する4人の偉人が導き出した法則を
守れば資産形成は必ず成功します。
それでは、紹介していきます。
①ウォーレン・バフェット『バイ&ホールド』
1人目は、いわずとしれた投資の神様
ウォーレン・バフェットです。
11歳から投資を始め、総資産は約9兆円とも
いわれています。
とんでもない金額ですよね。。
そんなバフェットの投資スタイルは長期投資、
バイ&ホールド手法といわれています。
バイ&ホールドとは直訳の通り
「買って持ち続ける」という意味です。
短期的な値上がりなどに左右されず、手放す
必要のない優良株を安く買い、あとは
持ち続けるだけということです。
長期的な集中投資をバフェットは推奨しています。
バフェットの数多くの名言の中でも
有名な言葉です。
もちろん、その優良株を見つけるためには
経験・情報・先見の明など様々な要素が
必要とされていますが、今は投資信託などの
初心者でも始めやすいパッケージ型の株式も
多数存在しますので、短期的な売買を繰り返さない。
という観点をなにより大切にしてください。
短期売買は手数料、税金、売買の手間という
観点からもデメリットが大きく
資産形成で損をしてしまう大きな要因となります。
投資の神様も推奨している長期運用という手法は
基本にして究極の資産形成の奥義になります。
②ロナルド・リード『倹約しながらでもコツコツ買い続ける』
2人目は死後のとあるエピソードから
資産形成において有名になった
ロナルド・リードさんの
『倹約しながらでもコツコツ買い続ける』
という投資手法です。
彼はアメリカのバーモント州で
ガソリンスタンドの店員や百貨店の掃除夫などの
仕事をして生計を立てていました。
労働から得られる収入は決して高くありませんでした。
そして92歳で他界したのですが、有名になった
理由が彼が亡くなった後に親族が遺品整理を
していた際に大量の株券がタンスの中から
見つかりました。
その総額がなんと時価にして9.7億円!!
彼はものすごい倹約家で、ボロボロになった外套を
安全ピンでとめたり、クルマを駐車する際も、
街中のパーキングメーターがあるところを避け、
わざわざ遠くに停めて、歩いて街中に入るなど、
ケチで有名だったそうです。
しかし彼にはひとつだけ趣味があり、それは
株式投資でした。彼のスタイルは超長期投資で、
95銘柄を保有していたそうです。
彼は自分が馴染みを持っているブランドで、
配当を出している企業を中心に投資していました。
彼は株券を証券会社に預託せず、全部自分の
家に保管していたそうです。
このストーリーからも長期保有で買い続ける
バイ&ホールドの凄さが実証されていますよね。
③トマ・ピケティ『r>gの公式』
3人目は、フランスの経済学者で2013年に
出版した『21世紀の資本』が世界的に
ベストセラーとなったことで一躍有名となった
トマ・ピケティです。
資本主義について歴史の流れを踏まえながら
解説しており、資本主義の本質を説いた方です。
その中で r>g という法則を発見しました。
r= 資本収益率
g= 経済成長率
を指しています。
トマ・ピケティは18世紀まで遡ってデータを分析した
結果、「r」の資本収益率が年に5%程度であるにも
かかわらず、「g」は1~2%程度しかなかったと
指摘しています。そのため、「r>g」という不等式が
成り立つ。
つまり、一部の資産家が持つ資本(不動産、株、金など)
の価値の方が高い率で運用され続け、労働者の給与などの経済成長率はいつまで経っても追いつかない。
資産をもつか持たないかによる差は広がり続ける
という法則です。
本書ではこの格差をなくすためには
累進課税型の財産税や所得税を設け、
タックス・ヘイブンへ資産を逃がさないように
国際社会が連携すればよいという主張をしています。
大きな富を持たない一般の人々が勝ち残るためには
資産を運用していく必要があることが本書からも
わかります。労働による収入のみだけでは届かない
ということですね。
④本多静六『四分の一天引き貯金法』
最後に紹介するのは日本人の中で最も投資による
成功を収めた1人として名の挙がる本多静六です。
1866年生まれ
「東京帝国大学教授」、「日本初の林学博士」、
明治神宮や水戸・偕楽園(かいらくえん)などを
造った「国立公園の生みの親」など様々な異名を
持たれる方です。
一方で『本多式月給四分の一天引き貯金』という
方法で自ら資産の築き上げ、1927年60歳にして
退官を期にその資産、現在の時価で100億以上を
匿名で寄付した人物としても知られています。
『本多式月給四分の一天引き貯金』とは
その名のとおり『どんな時でも毎月の給与の1/4は
貯金、投資に回す』という方法です。
本多静六は仕事の重要性とともに、またどんなに
苦しくても収入の4分の1を貯蓄・投資に回していくことを強く説いています。
本多さんは25歳から『4分の1貯金』で
その資金を貯蓄・投資に回し15年後の40歳になる
時には大学教授としての棒給よりも預金の利息、
保有株式の配当の方が上回っていたようです。
毎月の積立投資の大切さ、効力の大きさを
実証されてますよね。
まとめ
いかがでしょうか。
資産形成により莫大な富を得た4人の偉人それぞれ
のストーリー。
1人1人異なったストーリーがありますが
全員に共通していえることは
これに尽きます。
2022年から資産形成のために何かしら始めようと
している方も多いと思います。
投資を始めるのに遅すぎるなんてことはありません。
思い立ったが吉日です。
ぜひ、始める前に4人の異人も実践した
基本にして究極的な手法を意識してスタートしてください。ここを抑えておけば一時的な市場の暴落で狼狽売りしてしまうようなミスも少なくなるはずです。
このnoteを読んでいただいた方の
資産形成のきっかけに少しでもなれば幸いです。
〜今日の一言〜
“喜んで10年間株を持ち続ける
気持ちがないのなら、
たった10分間でも株を持とうなどと
考えるべきですらない”
byウォーレン・バフェット
投資の神様の金言で締めさせていただきます。
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