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新生活と魔もの

充実感に飢えていた頃には想像もしなかった慌ただしい春 いつのまにか外は暗く、季節は進んでいた 故郷に似た景色を探してしまうのは人の性なのか 部屋に響くラジオも懐かしくなってしまった 冷蔵庫の中を思い出しながら歩く そんな帰り道にも慣れてきた 楽しくなったきた時こそ魔ものは現れて、深い闇の底を直視させられる そうして大切なことが見えなくなっていた自分に向き合わざるをえなくなる 反省と後悔と不安と すべてのつながりが途切れてしまって ここでもひとり取り残されてしま

    • さよならだけでは苦しすぎるから

      一生の別れも またねと言える別れも 日常のすぐそばにいつもあって 変わらない生活の中 見た目だけでは気づかないけど すべてがずっと一緒ではないこと やっと涙が流れたとき 後悔もわからず 感情もわからず この涙の意味は誰も知らない 明日がまたやってくること こんな状態でもやってくること なんだかもったいなくて それがあまりに重たくて 時が止まれば心に気づくのかな 辛くて悲しくて寂しいなんて言う暇もないほど それでも私には未来がある幸せ 旅立つ側はあっという間に飛

      • 近い別れに際して

        人はなにかと時の節目を気にします それは人生の中で何度でも生まれ変わるため あたりまえと奇跡が紙一重にある春 新しい道を歩くそれぞれの人たちと 今までと変わらないままでいてくれる人たちと ふとひとり振り返るとき ずいぶんと思い出せないことが多い ひとつひとつ蘇るも苦い過去ばかり 笑い話にできるまで、時間はかかります 決して近い未来ではなくて その間にもいろいろな経験が積み重ねて あの頃の私には想像もできなかった今 お別れはもう近い 小さな幸せを願うのは贅沢でした

        • 散って舞うは希望

          気づけば、感情をおさえて日々を過ごしていた ずいぶんと昔の話のようで あまりにもまだ生傷すぎて 今、どんな感情でいることが正解なのか それをとても客観的に俯瞰していた 私は私のままでいたいけれど 人とふれるたび 無意識に隠していた気持ちを知る ありのままに素直になれることは あたりまえではなかった でも きっと、 この瞬間はそうやってしか乗り越えられなかった 覚悟をしていたのは私が弱いからで 事が終わってからその強さがわかる 大切な人の強く握られた手も 愛

        新生活と魔もの

          春が近い今は厳冬

          未知のことが目の前に来ると 今すぐ逃げたくなる 昔から言葉にできるほどの夢なんてなかった いつのまにか脚が震えるほどの環境に立ったとき 我儘でも諦めたくないことが明らかになって 過去には良くも悪くもすがれなくなって 引き留められた未来だけを想像した 何もかもがうまくいきすぎてて 挫折することも傷つくこともわかっていたようで そして全てを失ったとしても得たい 唯一の幸せの夢を見つけた 現実は怖く儚い さっきまで青かった空が 車窓からは真っ暗で こんなにも星があった

          春が近い今は厳冬

          解放

          急に言葉が溢れてきて、スマホのメモに書きとめた。書こうと思っても書けないのに、不思議。 noteを始める前から、私のメモには言葉が溜まっていました。もともとおしゃべりなのに、まだまだ足りないみたい。 その中のひとつに、 今年の私の初〇〇を集めたメモがあります。 初めて買ったもの、初めて行ったところ、 初めて体験したことなど。 大人になる程、初めてのことが減って、 時が過ぎるのが一瞬になるって言うけれど、 今年の私にはまだたくさんの初めてがあった。 漠然とした不安や焦り

          ぜんぶ人生経験

          もうすっかり秋から冬へ。 手先の感覚やお湯の温度から、 今年もここまでやってきました。 長く冬のお洋服を楽しみたいけれど、 やっぱり早く春が来てほしいものです。 人は、弱かった時の自分をどんどん忘れてしまうものです。 だから、強くなった自分にひとりでは気づけない。 過去は忘れられてしまう。それは決して悪いことばかりではないけれど。 今よりも何もできなかった時の自分も、とても頑張った時の自分も、 私自身がそれを思い出せなければ、信じることができない。 見えるのは今だけ

          ぜんぶ人生経験

          しばらく本業に集中します。 本気でやりたいと思えることをやれる時に全力でやる。それがどれだけ幸せなことか。 きっと私はまた書きたくなる時が来るので、そのとき戻ってきます。 すぐ戻ってきたりして。

          しばらく本業に集中します。 本気でやりたいと思えることをやれる時に全力でやる。それがどれだけ幸せなことか。 きっと私はまた書きたくなる時が来るので、そのとき戻ってきます。 すぐ戻ってきたりして。

          素直でいたい。

          急に秋を感じ、肌寒い風に驚いています。 毎日着る服に迷います。 暑すぎた夏を超えて、 やっと大好きな秋冬のお洋服の出番が来ました。お気に入りに包まれてうれしい。 寒暖差や気圧の変化にお気をつけください。 これから季節も、明るく笑顔でいたいですね。 振り返って客観的に見てみると、 どれも自分が素直になれてないことが共通点だった。 考えたこと、 スマホのメモにちょこちょこ書いてたので、 いくつかまとめておきます。 何もかも上手くいきすぎて、 逆に、そろそろ天罰でも下

          素直でいたい。

          初投稿のnoteに続き、先日投稿した記事も100スキを超えました。 フォローもありがとうございます。 数字は気にしないようにしているのですが、それだけの方に届いているんだと実感しています。 みなさまありがとうございます

          初投稿のnoteに続き、先日投稿した記事も100スキを超えました。 フォローもありがとうございます。 数字は気にしないようにしているのですが、それだけの方に届いているんだと実感しています。 みなさまありがとうございます

          幸せについて考えた。

          このnoteは、 これからの世界で私の人生を生きるにあたって、 私が、私のために、幸せについて考えたことを、 ありのまままに書いたものです。 まだ未完成な私の考えなので、 優しく読んでいただきたいです。 生きている人間にとって、幸せとは、 とても不完全な定義であり、 不安定な存在のようです。 知っているのに知らない。 だから、幸せの正解を早く見つけたくなる。 でも、今すぐ正しい答えを見つけることは不可能なのかもしれないと薄々感じている。 目的も分からず、必

          幸せについて考えた。

          暦上、秋の始まりを過ぎて。

          秋分の日を過ぎました。 私の好きな冬を待ち続けて早数ヶ月。 まだ秋の香りも微妙です。 無言でカレーうどんを食べた週末。 このポカポカは熱さか辛さか。 食後のアイスが美味しい。 ご褒美のアイスが待っている。 溶けないうちにお家に帰ります。 私の小さなクローゼットを開けて、 ひとり冬服ブティックで妄想ショッピング。 一着一着、この前の冬を思い出しながら、 手持ちの服を組み合わせて、コーディネートする時間が楽しい。 今年もこのお気に入りたちでお出かけ先を想像しなが

          暦上、秋の始まりを過ぎて。

          人生はリハビリだ。

          ふと思って夢占いなんて調べてみたら、 「素の自分を見てほしい、わかってほしい」みたいなことを書いてて。 素の自分ってなんだろう?と思った今日の私です。 懺悔。 しんどい、疲れたなどという愚痴やら言い訳やらが次々と出てきて、 モヤモヤイライラしたままの気持ちで、何も考えずに言葉にしてしまう。 一歩止まって、本当にそれが言いたいことかと問えばそうでもないし、他に言いたいことがあるはずなのに。 そこが広くても狭くても、 人はどこかしらの混沌とした社会の一員として、幾らかの

          人生はリハビリだ。

          ゆっくりと着実に。時々自由に。

          突き抜けてきそうな日差しから、 日傘で必死に自分を守る。 すでに溶けてしまっただろう日焼け止め。 塗り直そうと思ってかばんの中に入れたのに、すでに歩き始めていた。 私が中から溶け出しそう。 耐えの姿勢で信号待ちをしていたら、ふと「かげろう」と口にしていた。 実際に陽炎があったかはわからない。 私が幻を見ただけかもしれない。 ただ、一秒でも早く家に帰りたい。 そんなことを毎日思ったあの頃から今。 何だか涼しくなってきた。 夜は冷房が寒い。布団を被って小さくなって寝

          ゆっくりと着実に。時々自由に。

          ここ数日いろいろと考え込んでいたけれど、今、寝る前に1日を振り返って思い出すことは、楽しかったと思うことばかり。明日もそう思える日だったらいいなぁ。

          ここ数日いろいろと考え込んでいたけれど、今、寝る前に1日を振り返って思い出すことは、楽しかったと思うことばかり。明日もそう思える日だったらいいなぁ。

          頑張りたい人へ、あの時に知っておきたかったと思うこと。

          8月31日。 今日は、今日だから、 何か言葉を書きたいと思っていました。 でも、いざ書こうとすると言葉が出てこないものです。 今、どんな気持ちでしょうか。 きっとこの世界には今日、 大切な人へ、知らない誰かへ、 届けたい言葉がある人がたくさんいるんじゃないかな。 「#8月31日の夜に」なんてフレーズにまで、勝手に嫌な気分になっていた、そんなときもあった。 どこかで、そんなのじゃないと認めたくない気持ちもあったのかもしれない。 だから強がって尖って、 偽善だ

          頑張りたい人へ、あの時に知っておきたかったと思うこと。