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近い別れに際して

人はなにかと時の節目を気にします

それは人生の中で何度でも生まれ変わるため


あたりまえと奇跡が紙一重にある春

新しい道を歩くそれぞれの人たちと
今までと変わらないままでいてくれる人たちと


ふとひとり振り返るとき
ずいぶんと思い出せないことが多い
ひとつひとつ蘇るも苦い過去ばかり

笑い話にできるまで、時間はかかります
決して近い未来ではなくて
その間にもいろいろな経験が積み重ねて


あの頃の私には想像もできなかった今
お別れはもう近い

小さな幸せを願うのは贅沢でした
あなたは必死に涙を堪えていたけれど
私は笑って贈られた言葉を抱きしめていた

大きな花束よりも大きな風船よりもたくさんの写真よりも
あまりいいのがなかったと言いながらくれた
二輪の花がどれほどうれしかったか


大切な人に心配かけた分
大切な人に恩返ししたい

でも、その時間は思っているより短くて、
ときに突如として終わってしまいます

ただ、帰ってくる場所があること
帰ってこれるように待っていてくれる人がいること
もう居なくても帰る場所を置いておいてくれること

そこに誰かの心があることは忘れられない


辛いときこそ未来を見て
幸せなときこそ過去を見て

人はひとりでは弱くても
その時を誰かと一緒に耐えて
また少しずつ歩いていくのがいい


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