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子どもに運動を教える時の悩み ~しっかり指導? それとも~

公園で遊んでいた時のことです。小学一年生の長男とドッジボールをしたのですが、あまり上手に投げることができない。見ていて「こうしたらうまくできるのにな」と思いつつも、「遊び」が「指導」になったら子どもだってつまらないだろうし、どこまでしっかり教えるか、いつもを考えてしまうのです。

あまり器用ではない我が子

息子は特にスポーツを習っているわけではなく、サッカーでもドッジボールでも本能のままに動きます。そして、それが効率的ではありません。私に似て不器用なようです。

特に、投げるのが苦手です。手の力だけで投げようとするので遠くまで投げれず、かつノーコントロール。

そういえば保育園の運動会の玉入れで、上に投げているつもりが玉を放すタイミングが遅く、後ろに放り投げ続けていたこともありました。

大人の目で客観的に見れば改善点がたくさん見つかるので、なるべく息子に分かりやすいよう工夫してアドバイスするのですが、もちろんすぐには直りません。

選択の時

ここで、一つの選択を迫られます。

①息子がうまく投げられるよう、しっかり(厳しめに)教え込む。
②ほどほどに教える。
③何もアドバイスせず、そのまま遊ぶ。

前提として、せっかくの休日、家族みんなで公園に「遊びに」来ています。練習しに来ているわけではありません。息子も「練習したい」とは言ってないので①はやめました。

しかし最近、小学校でよく友達とドッジボールをしているようで、今の彼は「このままだと友達の中で戦力外になっちゃうかもな」というレベルです。親としては、もう少し上手にしてあげたい(エゴか??)。

そこで②でいこうと決めました。しかし、どうしたものか。。そうだ、良いものがある!

最近いつも持ち歩いているアクションカメラ(DJIのOsmo Pocket)を使い、投げる様子をスローで撮影し、息子に客観的な映像で見せることを思い付きました。

早速撮影、そして即時鑑賞会です。

それを見た息子の反応は、改善点を理解するというより「自分が投げている映像がスローで見れて面白い」という様子でした。

そして私の反応はというと、映像の中の息子の表情に目を奪われました。

これ以上ない笑み

もう、これ以上ないほどの満面の笑みで、心底楽しそうな顔をしていました。休日、家族との時間を楽しんでいることが伝わってきました。
この記事を書いている今でも、目を閉じたら思い出せるくらいの良い笑顔でした。

それを見て、これ以上の細かいアドバイスをするのはやめました。

上手になりたいと言ってきたら、その時にまたやれば良いかな。見てるだけで楽しくなる、この笑顔を大事にしたいな。

息子に客観的に理解させるつもりが、自分が大切なことに気付かされたのでした。

もう一つの発見

ちなみに、最近一つ発見しました。

体の動きを大人の目線でロジカルに分析してアドバイスしても、子どもはなかなかその通りにはできません。最初は丁寧に教えるものの、そのうち「なんでできないの!」となりがちです。

先日ふと、「ロジカルな分析」で見つけたポイントを駆使して、自分でやってみることにしました。利き手、利き足と逆の方(私の場合は左)を使います。当然、できる前提です。

そしたら、全くできない。
ボールを投げれば変なとこが痛くなるし、フリスビーはキレイに飛ばずブレまくってる。

仕組みとしては理解しているのに、体がうまく動かないのです。反復練習が足りないと、いくら頭では理解していても実践できないのですね。

大人だってすぐにはできないんだから、子どもには難しいよな、と感じたのでした。

とりあえず今は「子どもと楽しい休日を過ごす」ことを大切にしようと思っています。

※素敵なトップ画像はかぼてぃーさんの作品です。ありがとうございます!

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