高橋幸司

主にランニング・マラソンについて書いています。編集者・ライター。ベースボール・マガジン…

高橋幸司

主にランニング・マラソンについて書いています。編集者・ライター。ベースボール・マガジン社では『週刊ベースボール』『月刊 長嶋茂雄』『大相撲名力士風雲録』『ランニングマガジン・クリール』などを制作していました。フルマラソンPB3:59:56(2022つくば)。

最近の記事

レースペースでの練習は必要か? フルマラソン サブ3.5達成への条件を、自分なりに考えてみた

※2023年2月28日公開  私は前職ランニング雑誌の編集長という立場ながら、毎回撃沈レースを繰り返しては読者の皆さんに慰めの言葉をいただくという、何とも情けない数年間を過ごしてきました。しかし、2022年秋のつくばマラソンで、めでたく、そしてようやく、4時間切りを達成することができました。走り始めて約4年の苦闘の日々でございました。  サブ4成就となると、次なる目標として浮かび上がってくるのは、当然サブ3.5(3時間半切り)となるでしょう。まあ、そんなに簡単にジャンプア

    • 在日米軍基地を走る! フロストバイトロードレースでハーフ自己ベストを狙った結末

       1月23日、東京西部にある在日米空軍基地、横田基地で開催された「フロストバイトロードレース」のハーフ部門を走ってきました。昨秋のつくばマラソンでフルマラソン4時間切りを達成し、次の目標はどこに置こうかと考えたときに、次はハーフの自己ベスト更新を目指そうと思い立ち、このレースを選びました。  とはいえ、下調べが甘かったせいもありますが、最後は思いもよらない結末に…。細かいことにはこだわらない? おおらかな大会の模様をレポートします。 トレーナーがもらえちゃう大会  フロ

      • 超ギリギリのサブ4! つくばマラソンのレース内容を振り返る

         11月13日に、つくばマラソンを走ってきました。結果は、3時間59分54秒(グロスタイム、ネットタイムは3時間59分15秒)で、ギリギリでの初サブ4達成となりました。9月から準備を始め、時間もないために今回は「ジョグとLSDでスタミナ勝負」と割り切って練習をしてきましたが、イメージ通りというか想像以上にうまく走ることができました。あらためて、レース内容を振り返ってみたいと思います。 テーパリング  本番3週間前の10月23日に30km走を行った後は、走り過ぎに注意し、3

        • ジョグとLSDだけで、サブ4ペースの30km走に挑んだ結果

          2kmコースを15周! メンタルも試される  出場予定の11月13日のつくばマラソンまで残り2週間となりましたが、先週、10月23日に千葉・稲毛海浜公園で30㎞走をしてきました。実業団の天満屋で日本代表としても活躍された、松尾和美コーチが主宰するCHIBA RUNNERS.mさんの練習会です。  松尾コーチにはいつもお声がけをいただき、過去にも何回か稲毛での練習会に参加をさせてもらったことがあります。とはいえ、1年ぶりに来た稲毛はだいぶ様変わり…。「SUNSET BEAC

        レースペースでの練習は必要か? フルマラソン サブ3.5達成への条件を、自分なりに考えてみた

        • 在日米軍基地を走る! フロストバイトロードレースでハーフ自己ベストを狙った結末

        • 超ギリギリのサブ4! つくばマラソンのレース内容を振り返る

        • ジョグとLSDだけで、サブ4ペースの30km走に挑んだ結果

          東京レガシーハーフマラソンが、多くの人の「走るチャンス」になるために

           10月16日に初開催された、東京レガシーハーフマラソンを走ってきました。  今回は『ランニングマガジン・クリール』掲載用に写真を撮りながらのレースでした。レポートは来月、11月22日発売号に載りますので、ぜひご覧ください。ここでは個人的な感想を。 後方ブロックの宿命…11分のロス  コースは、新国立競技場を出発し、富久町→飯田橋→水道橋→神保町→神田→日本橋(第1折り返し)→神田→神保町→皇居・大手町(第2折り返し)→神保町→水道橋→飯田橋→富久町と進み、最後は新国立

          東京レガシーハーフマラソンが、多くの人の「走るチャンス」になるために

          ランニング初心者こそ「心拍ゾーン」を活用すべきと考えるワケ

          自身初の月間200キロ超え!  現在、11月13日のつくばマラソンに向けて練習を続けています。純粋にタイムを狙って走るフルマラソンとしては今回で7本目になりますが、9月の月間走行距離は自身初めて200キロを超えることができました(215.2キロ)。  諸事情あって走る時間が多少とれるようになったということはありますが…それでも、何が何でも200キロを超そうと思っていたわけでもなく、自然に走っていたら200キロを超えていた、という感覚です。練習内容は、以前にも書いた通り、イ

          ランニング初心者こそ「心拍ゾーン」を活用すべきと考えるワケ

          LSDは必要か? 僕のようなタイプには必須メニューです

          コーチによっても意見が分かれる練習 市民ランナーのマラソントレーニングのなかでメジャーなメニューの1つに、LSDというものがあります。初めて聞くと「何ですか、それ?」ってなりますよね。個人的には、ジミヘンとかビートルズのLucy in the sky… とかヤバいほうのものをイメージしてしまうのですが、マラソン練習のLSDとはLong Slow Distance の略で、文字通りゆっくりペースで長い時間(一般的には90分~180分程度)を走り続けるという練習です。酸素を体内

          LSDは必要か? 僕のようなタイプには必須メニューです

          なぜ私はフルマラソンで撃沈レースを繰り返したのか?

          ああ、甘くはなかったサブ4   ランニングは、ただ走るだけでも気持ちがよいのですが、長い距離を走れるようになったならば、ぜひフルマラソンにも挑戦してみたいもの。30キロ以降に訪れる何とも表現のしがたい苦しみや、それを乗り越えて完走できたときの喜び。さらには、目標タイムを掲げて、それをクリアできたときの達成感は、筆舌に尽くしがたいものがあることでしょう。  とはいえ…42.195キロを目標タイムで走りきるのは、そう簡単なことではありません。僕は2018年から4年間、ランニン

          なぜ私はフルマラソンで撃沈レースを繰り返したのか?

          「ランニングを始めて良かった!」と思える、3つのコト

          はじめまして、高橋幸司と申します。19年間、ベースボール・マガジン社で雑誌編集に携わり、最後の4年間は『ランニングマガジン・クリール』編集長を務めてきました。ちょっと時間的余裕ができたので、これまでスポーツメディアの仕事で感じてきたことや、ライフワークの1つとなったランニングについて(11月のつくばマラソン出走予定、サブ4目指してます)など、ときたま書き綴っていこうと思います。今後ともよろしくお願いいたします。 「走っているときって、何を考えているですか?」。これは、ランニ

          「ランニングを始めて良かった!」と思える、3つのコト