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「新しい生活様式」とリモートワーク|ICTと社会

ニューズウィーク日本版5/19号に、「リモートワーク革命がやってきた」という特集記事が掲載されている。

私の会社も、3/25に小池都知事の外出自粛要請が出て以来、全面リモートワークに移行し、それ以来私は会社に出社していない。

恐らく緊急事態宣言が解除されたとしても、新型コロナのワクチン開発や治療方法が確立されない限り、一定のソーシャルディスタンス状態は継続せざるを得ず、以前のようには戻れないだろう。出勤も、満員電車の密集空間を避ける意味でなるべく控え、今ほどではないにせよ、リモートワークは従来より増えると思われる。

特集記事では、「在宅ワーク初心者へ5つのアドバイス」と称して、「仕事をする時間はこれまでと変えない」「自分に合った仕事専用スペースを」「孤独感の解消にウェブカメラが有効」「オフィス以上に密なコミュニケーションを」「息抜きする時間もしっかり確保しよう」などと書かれている。

ウェブカメラを問題なく使えるような、光ファイバや高速モバイル通信が発達した社会で良かったと思う。

ただ私の会社でも、全社の7~8割の社員がリモートアクセスするというかつてない事態のため、サーバや回線がかなりひっ迫しており、情シスが必死にシステム増設に対応してくれている。

「zoom飲み会」なども流行っているようだが、今後オフィスワークだけでなく、生活のあらゆる場面において、リアルなFace to Faceではなく、ネットワークを介した「リモート文化」がより一層増えていくように思われる。

「オフィス以上に密なコミュニケーションを」とあるが、私がリモートワークをしていて一番ツラいのは、「雑談」ができないこと。ちょっと隣の席の人と会話する、営業の部署へ行って声を掛けるといったことが、どれだけ役立っていたか。こうしたことを「リモート文化」の中でどうカバーしていくのか、まだ課題は多いと思う。

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