HCD-Net東海UXデザイン連続セミナーDay1 2018/7/7
いよいよHCD-Net東海のUXデザイン連続セミナーが始まりました。
定員30名の予定でしたが、2週間ほどで満席になった後も多くの問い合わせがありギリギリの36名まで増席しました。
初日7/7は西日本を中心とした大雨の影響で開催自体が危ぶまれましたが、幸いなことに名古屋周辺は大きな交通機関の乱れもなかったので開催しました。ただ一部の方が交通機関の運休で来られなかったのは残念でした。
ブログを書くまでがワークショップなので自分も振り返りを。
・連続セミナーで扱うテーマ
・ワークショップとインタビューのコツ
・グラレコについて
・最後に
■連続セミナーで扱うテーマ
連続5回と言いながらも調査から分析、プロトタイピングまでまでをするには期間は短いですね。Xデザイン学校だと10回ほどで実施しますからね。
最初はメインの講師をお願いしている井登さんからの講義。いつものように分かりやすく、面白い講義でした。
ワークショップではインタビュー設計から、インタビュー実施へ。
今回連続セミナーで扱うテーマは「働く」です。
企画時にテーマをどうしようか講師・運営で色々悩みましたが、昨今の働き方改革的な流れもあり最終的な製品・サービスなどに落とし込むと面白そうだなと思ったのと「働く」というのは社会人なら誰でも経験していることなので、インタビュー調査もできるなと思い、今回のテーマに設定しました。
ただ「働く」というのは抽象度の高いテーマです。ただその抽象度が高いことを扱うのがUXデザインというのも井登さんから講義がありました。
「働く」のどの部分にフォーカスするかチームによって色々あり、自身の成長や心の健康など注目するところが違いがあり今後が楽しみです。
■ワークショップとインタビューのコツ
みなさんインタビュー設計に苦労されていたようですね。
インタビューで重要なインタビュー設計というのをいきなりやったので、最初は上手くいかなくて当然です。
実際インタビューしてみて今日は感じた反省点を次(業務)に活かせばいいんです。ここは失敗して学ぶ場なので。
自分がインタビューするときに意識していることは
決めたインタビュー項目は一問一答ではなく、あくまでも発話のきっかけの質問ということ。
半構造化インタビュー、デプスインタビューではいかにインフォーマントから発話を引き出すかがポイントです。インタビュー項目の発話をきっかけに一番聞きたい目的のところに深堀していきます。
樽本さんの書籍「リサーチの道具箱」では文脈のリンクをクリックって表現されていました。
それといきなり目的の質問をせずに、まずは事実の答えやすい質問をしていくってことですね。
例えば、成長を感じるときはどんなときですか?
といきなり聞かれると困る質問をストレートにせずに
何かスキルを磨くために勉強をしていますか?
どこかに通ったりをしていますか?
など最初は答えやすい質問をして深掘っていくことを意識しています。
インタビュー後にはその事実からファクトイド(価値が抽出できそうな事実)の抽出をしていきました。
次回はこのデータからKA法をやってきいます。
■グラレコについて
今回も常葉ペアにグラレコをしてもらいました。今回のチャレンジは講義のレコーディングに加え、ワークショップのグラレコも実施してもらいました。
それを使って振り返りの時間に活用してもらおうと思いましたが、今回は時間がなくそこまで出来ませんでした。
ワークショップ中は自分たちの作業に夢中でこうやってワークショップの流れが可視化されていると、あ〜こういう発言でこういう流れになったのかっていうのが分かって振り返りができるかなと思いました。
次回はそこまで出来るといいな。
ただ最後の質疑応答のところでグラレコをしていた菅本さん、吉岡くんの2人からのフィードバックということで一言発言してもらいました。
客観的な気づきを言ってもらえてよかったかなと思いました。
■最後に
懇親会ではやっぱりフライドポテトでしょ。結構美味しいお店でよかったです。また使おうかな。
今さらですが、自分もせっかく運営としてやっているのだから、ただやるだけでなく、自分も何かの目的意識をもってやっていきたいなと思います。
ただまだはっきりと言語化出来ていないのが正直なところです。
なんとなくですが、受講者の学びを促進する何かを掴むのか、自分がワークショップの講師をするときのコツなんかが分かるといいなと思っています。
◇みなさんのブログ
参加者の吉野さん:UXデザイン連続セミナー@Day1の話。
参加者の林さん:語れない無意識を探ってゆく/UXデザイン連続セミナーDay1
運営の春原さん:HCD-Net東海 UXデザイン連続セミナー Day1
運営の菅本さん:HCD-Net東海UXデザイン連続セミナーDay1