「仕事場」にはこだわった方がいいという話
契約していた茅ヶ崎のコワーキングスペースを今月末で解約したので、今日がいわゆる「最終出社」となります。
独立して茅ヶ崎に引っ越して、すぐにこのコワーキングスペースを契約しました。独立して目先の収入の目処がたっていない中でも、「働く場所に投資しよう」と思い契約。当時の状況を考えると、決して安くない投資でしたが、早めに働く環境を整えてよかったと思います。
今回は仕事場へのこだわりについて書きます。
良い仕事をするためには、みかん箱よりも広い作業スペースを
スタートアップ起業家の創業時の話の中で「最初はみかん箱で仕事をしていました」という逸話をよく聞きますが、それを真似する必要もなければ、みかん箱で長時間集中して仕事するのは難しいのではと個人的に思います。
ただでさえ独立時などは働き続けなければいけない中で、働く環境を整えることは結構大事です。
そもそも、みかんを箱買いするくらいの余裕があれば、1万円台で最低限の机と椅子くらい買えるので、Amazonでサクッと働く環境を整えましょう。
ちなみに私は会社員時代に昇降式のデスクとエルゴヒューマンプロオットマンを購入して、家で仕事するときはそれをずっと使っています。いつでも「さぁ仕事するぞ」という気持ちになりますし、「腰が痛い」「肩が凝る」など集中を阻害する要因を排除することができます。
家にエルゴヒューマンがあってもコワーキングスペースを借りた理由
孤独に勝てない
私の場合、独立してから基本的に一人で黙々と仕事することが多くなりました。もちろん、ミーティングなどもありますが、毎日出社するオフィスもないので、家から出ないと他人と全く会わないのです。
すると、「すんごい孤独」が襲ってきます。
と徐々に変な感情が芽生えてきます。私の場合、寂しがりの性格もあるんだと思いますが、とにかく一人でいることが何よりも苦痛なのです。
ただコワーキングに行くと、お互い喋らないものの、顔見知りの人がいたり、何よりスタッフさんと「おはようございます」「お疲れ様でした」と挨拶を交したりするので、孤独感がだいぶ解消されます。
周りが頑張っていると自分も頑張ろうとなる
コワーキングに行くと、周りには仕事を頑張っている方がたくさんいます。受験の時に体験したことがあるかもしれませんが、そういう状況にいると「周りも頑張っているから私も頑張ろう」という心理が働きます。
そうなると生産性も大きく変わります。スマホを触る時間も減るし、周りが集中しているとなぜか落ち着くので作業に没頭できるんです。
結果的に仕事の生産性はずっと高いまま、一年くらい経過したかと思います。それが案件の継続につながったり、新規案件を増やすことにつながっているのかなと思います。
今なら会社が出社を義務化しているのも理解できます。人間は孤独には勝てないし、また一人でいるときに周りの誘惑に勝てるほど強くない。
実際、周りのフリーランスや一人社長も「家でずっと集中できない」という方は結構います。そういう方にはコワーキングを毎回おすすめしています。
生産性を上げるためには「自分は怠惰な人間だ」と思うことがスタートであり、怠惰な自分をハックするために外で仕事場を作るなどした方が良いかと思います。
毎日、身なりを整えて外に出ることが大事
通勤って面倒くさいんですけど、起きて、着替えて、外に出て歩くという運動を通じて寝ていた脳が覚醒し始め、職場に着く頃には仕事モードに切り替わっているので、結構大事な作業だと思います。
なので家での仕事もたまには良いですが、基本的に外で仕事するように意識しています。
コロナ禍で在宅ワークが主流になり、多くの方が「家で仕事ができる!」と密かに喜んでいたと思います。私も当時会社員で在宅勤務できることを若干喜んだ時期もありました。
私の場合、家から出なくなるとだんだんとプライベートと仕事の境界がなくなり、だらしない状況が起こりました。
また朝イチ太陽光を浴びないと、若干鬱っぽくなることもあるので、「何事にも集中できないし、微妙な毎日だな〜」という感覚が続きます。
外に出て、朝日を浴びて、音楽を聴きながらセブイレでコーヒーを買ってテンションをあげるだけでも、その日の生産性は最高なわけです。
まとまりがなくなりましたが、結論としては「孤独に勝つためにはなるべく外で仕事しよう」でした。
(もちろんご家庭の状況などで難しい場合もあると思います)
そして今日、これまでお世話になったコワーキングスペースを去ろうとした時、スタッフさんが駆け寄ってきて「今日で最後でしたよね。今までありがとうございました。またお越しくださいね」と笑顔で挨拶しに来てくださいました。
快適で温かい場所を提供していただきありがとうございました。また茅ヶ崎に来ることがあったら使わせていただきます。また来そうな気がします。
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