デルタ５がAppleの新ＣＭソングに起用された理由

こんにちわ。今日は音楽を肴にひとつ。

iPhoneのプライバシー機能の新CM「Tracked（追跡）」が2021年5月から放映中です。

このＣＭに使われている曲がデルタ５の名曲「マインド・ユア・オウン・ビジネス」。

デルタ５はイングランド出身の７０年代後半から８０年代初頭に活躍したポスト・パンクのバンドです。

ロック・アゲインスト・レイシズム・ムーブメント（人種差別反対ロックムーブメント）の先頭に立ったアグレッシブなバンドでもあります。

アップルのこのＣＭに、なぜ彼らのこの古い曲が起用されたのか？理由は、その歌詞にあります。

Can I have a taste of your ice cream?
Can I lick the crumbs from your table?
Can I interfere in your crisis?

あなたのアイスクリーム　私にも一口くれない？
あなたのおこぼれ貰ってもいい？
あなたが悩んでいるときに、口挟んでもいい？

No, mind your own business
No, mind your own business

やめて！！関係ないんだから！！
やめて！！関係ないんだから！！

Can you hear those people behind me?
Looking at your feelings inside me
Listen to the distance between us
Why don’t you mind your own business?
Why don’t you mind your own business?

あなたのこと悪く言う人たちが、なに言ってるか知ってる？
あなたが内心感じていることを観察しててもいい？
恋人や友人との距離を尋ね回ってもいい？

余計なお世話！！自分のこと考えなさいよ！！
余計なお世話！！放っておいてよ！！

近年猛烈な勢いの個人情報の過剰なマーケタイズや自己決定権の侵害。それに対する断固たる拒絶を示すのに、格好の歌詞となっています。

でも、サビに焦点を当てると「他人のお節介焼く暇があったら、自分の事考えたらどうよ？」というお叱りソングにも聴こえます。なんか歌い方も怖いし（笑）　

だから、私はチコちゃんの「ボーっと生きてんじゃねーよ！」的な曲として聴いてます。あと、Chicks On Speedのカバーも超良いです。

ちなみに、iOS14で導入されたTracked（追跡）機能の詳細についてはコチラ⇩　かなりインパクトがあるようです。

https://keepmealive.jp/ios145-changes-privacy/

最後までお読み頂き、ありがとうございます。