”引用”できるようになることを読書のゴールとすることに決めた。
読書をしても何も変わらない。そんな風に思ってた時もあった。特に自己啓発本の類のものばかり読んでいた時。
最近はなぜかエッセイのようなものばかりを読んでいる。でも、読む前と読んだ後で自分は変わっているのだろうか、ということを考えてしまう。そして、少しでも変わっている証がほしくて、文章を書きはじめたのです。
そんな心境にあったなか、図書館で見つけた本。
「大人のための読書全技術/齋藤孝」
齋藤孝さんは以前から知っていた。「国語力」という本だったか、言葉というものをよく知っている人も印象を持っていた。
この人のいう読書術は、自分の中の読書に対するモヤモヤを払拭してくれるかもしれない。そう思って手に取った。
この本の構成はこちら。
1. 読書が必要な理由
2. 読書を習慣づけるコツ
3. 速読の技術
4. 精読の技術
5. 本選びの技術
6. アウトプットの技術
7. 社会人が読むべき50冊
必要だと思っているし、習慣にはなってると思うから、1、2は読み飛ばした。そして、アウトプットのことを知りたいから、まず6から目を通した。
(他の章も読んだが、6章が一番印象的だったのでそこだけについて書いてます)
本に触れながら話すということ
「〇〇さんはこういうことを書いてますね。・・・」とか、「こういう本がありますね。・・・」とか。会話の中で本の内容に触れるようにするということ。
教養というものは引用力そのものである
とまで言っている。
でも、「確かに。」と思った。引用する人はその引用の確からしさに関わらず、どこか賢そうに見える。
そういえば、相手に納得してほしいけど自分の意見だけでは力不足なときに、著者の言葉という権威を借りることで物事をうまく進めることができる、という話を別の本で読んだことがあるのを思い出した。
別に賢そうに見られたいから本を読んでいるわけではないけれど、読んだ本から自分の会話で使える言葉の引き出しを増やしていけたらとても豊かだと思う。
てことで、今日から本を読むときのゴールは、
”引用”できるようになること
にしました。
そして、自分と同じように、読書を地肉できていない気がして悩んでいるような人がいたら、こう伝えたいと思う。
「本を読むときに、人と話すときなどに引用したい文章を探しながら読むといいよ!そして、引用する文を決めたら、それがなぜ気に入ったのかも考えるともっといい。なぜなら、自分のその作品への関わり方が見えてくるから。」
ちょっと自分用の言葉に変えてるけど、こんなことがこの本で知ることができた引用したい文章。
これで読書がもっと楽しくなりそう!
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