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カケルとナオト

脊髄損傷(せきずいそんしょう)を知らないかたにも読みやすい一冊です。そして、心をぎゅっと掴まれるような、心が震えるような素敵な作品です。

ボクシングの試合で目の怪我を負った"カケル"と、バイク事故で脊髄損傷となり車椅子での生活を余儀なくされた"ナオト"は、同じボクシングジムに所属するボクサーだった。
ボクシングを引退した二人は、「リング外の戦い」と称して、再歩行に懸ける第二の人生を歩みだす。
カケルはトレーナーを目指し、ナオトを歩かせる目標を掲げる。
ナオトは再びリングに戻ることを夢見てトレーニングを始める。
踏み出す一歩は簡単ではなかった。

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著者、ヤマザキ覚さんご自身も、実は病気が原因で脊髄損傷となり、車椅子で生活を送っています。そして、もう一度、立って歩くことを目指しトレーニングをされていらっしゃいます。

物語の中の登場人物は、実際にいるトレーニングに励む脊髄損傷の方々やトレーナーと被っている印象を受けます。

そして、何より再歩行を目指す彼らの気持ちがヤマザキ覚さんのリアルな気持ちなのかもしれません。

たった一歩を出す。どれほど大変か。
「グサッときました」いかなる時も初心を忘れない。
脊損の友人と境遇が重なってしまいました。
 ※脊損=脊髄損傷

上記は、この「カケルとナオト」を読んだスタッフたちの声です。ヤマザキ覚さんより、この本の舞台となっている脊髄損傷者専門のトレーニングジムJ-Workout、弊社に書籍を贈与していただきました。ありがとうございます。

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KNOW NO LIMIT 2020は実際に行われている!

この本の中に出てくる歩行披露イベント「KNOW NO LIMIT」は現実でも毎年、開催されています。そうなんです。本の中のあの熱気、リアルなんです。

しかしながら、今年はコロナの影響により、14回目で初となるオンラインでの開催となります。

せっかくなので、多くの方に知ってもらいたい!観てもらいたい!応援してもらいたい!と思い、どなたでも観ていただけるようYouTubeライブで配信いたします。

11月28日、29日の2日間、福岡・大阪・東京の各スタジオからライブ配信、歩行披露など盛りだくさんのイベントとなります。詳細は「こちら」から!

この機会にぜひ、ご覧いただけましたら幸いです。


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