見出し画像

私は「女性」に暴力をふるってきた「男性」です。

はじめまして。Knot(のっと)といいます。
私は、「女性」に対する自分の暴力性に気づいた
シスヘテロ「男性」のひとりです。

私は長い間、自分が「男性」であるということを
それほど強く意識することなく生きてきました。

「男性」同士の間でのマッチョなコミュニケーションや
「モテ」という話題ともあまり縁がなく
俺は俺、僕は僕、私は私という感じで
要は苦労したり思い悩んだりすることなく
あたりまえのように「男性」をやってきたのです。

恋愛は何度かありました。
出会った方たちはみな素敵な「女性」で
「男性」である私によく付き合ってくれたと思います。
私も「女性」である彼女たちを心から愛し、大切に思っていました。
彼女たちに手をあげたり、声を荒げたりすることはありませんでした。

暴力は自分とは無縁のものであると思っていました。
暴力をふるう人を嫌悪すらしていました。

しかし
私は暴力がなんであるかをわかっていなかった。

「女性差別」ということがらと出会い
私のなかにあるそれに気づき始めたとき
「女性」に対する暴力もまた
私のなかにはっきりと存在していた(している)ことに
気づき始めました。

手をあげないからといって
声を荒げないからといって
そこに暴力が存在しないわけではない。

あたりまえすぎて意識していなかったこと
「男性」としての自分
私はそんな自分の暴力性を、あたりまえのものとして
自分と「女性」との間に許容してしまっていたのです。

それと向き合うことを始めようと思いました。

過去の関係性やできごとを無かったことにはできない。
その時点に戻ってやり直すことも
いまからもう一度新しく始めることも
話を聴いたり謝罪をしたりすることも
私から望むことはできないことかもしれません。
いまはまだ私自身、自分の姿を公に晒す覚悟すらありません。

それでも
まずは綴ってみようと思っています。

お読みいただき、感想やご意見などいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

2022.6.22 Knot

この記事が参加している募集

自己紹介

暴力や差別についての学びのため(書籍購入や勉強会参加)、今後「男性」のためのコミュニティづくりのため、サポートしていただけるととても嬉しいです。 よろしくお願いします。