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サボテンレコード (フジファブリック)

ドラム日記 第3回

最初の練習曲にボクが選んだのは、フジファブリックのサボテンレコードでした。この曲、フジファブリックでいちばん好きなんです。
自分で選んどいてなんですけど、最初はテンポゆっくり8ビート基本、フィルインも素直、サビではドッタンドドタン、と初心者にぴったりな曲です。ちゃんとやるには、Aメロはリズム取りにくいし、あんな風に味出して叩くのは難しいですけど。
それに、お師匠さまも以前フジファブリックの追っかけしていたくらい好きだったそうで、それもあっていいかなと選びました。

サボテンレコード(live野音) by フジファブリック

あぁぁ、MV観ると泣いちゃいますねぇ、、、。

スコアは買わなかったので、お師匠さまが耳コピして、難しいところはシンプルにして、お師匠さまが叩いてみせてくれて、それを真似をして覚えました。手足順を覚えるので必死だったな。

最初は、初回レッスンでやったスネア・ハイハット・バスドラムの3点だけではなくて、タムタムとシンバルも追加されるので、どこを叩けばいいのか覚えるのも精一杯、タム間の移動もままならず、という感じだったかと思います。

フィルインでは、ハイハット(ハットって略して呼びます)をオープンするところが出てきます。

お師匠さま曰く、ここで躓く生徒さんけっこういるそうですが、ボクはハット開けるのは、ぜんぜん苦労しませんでした。イントロ終わりのハットオープンも確かすぐできるようになったと思います。
(とか言いつつ、実はその1年半後にあるパタンのハットオープンで苦労するのですが)

何しろ大好きな曲なので、イントロ叩けたとき、フィルインができたとき、サビを流してできたとき、どれもこれも感動だったのを覚えています。早く歌いながら叩けるようになれたらいいのにな。

サボテンレコード始めて、3回目のレッスンが終わってから、ようやく個人練でスタジオに入ってみることにしました。それまでは、家でエア練、つまり想像しながら腿や空中叩きながら手足順を復習していました。
もうさすがにエア練じゃ限界を感じて、ネットで調べたら出張でよく行く先のビルの近くにスタジオあるみたいだったので、ココどうですかね?とお師匠さまに相談してみました。
そこはスタジオノアというとても有名なスタジオで、プロも良くレコーディングしたりしてるところだったのですが、お師匠さまは、とても長いメールで、そのスタジオがとても良いこと、予約の仕方、セッティングの仕方、iPhoneのつなぎ方、困ったときの相談の仕方、などなどとても丁寧に教えてくれました。あーもうお師匠さま大好き!

おかげで、何の問題もなく初の個人練を行うことができました。
それまでは、スネアやシンバルやドラム椅子(スローンといいます)の高さ変えたり、タムタムの位置や角度変えたり、ハイハットの開ける量を調整したり、レッスンのときはぜんぶお師匠さまがやってくれていました。まるで幼児のお母さんみたいです。ばぶー。
ひとりでスタジオ入ってみると、前に使った人の使った状態のままになっているのであちこち調整に毎回一苦労ですし、ときにはなんか変な音がしたりして困ったりもします。そんなとき、お師匠さまを思い浮かべて、ああ、お師匠さまに会いたいなあと遠い目をして、次のレッスンまでには教わったところをマスターしてびっくりさせてやるぜ!といっそう気合が入ったものです。

サボテンレコードやったのは、6回のレッスン、期間にして2ヶ月弱でした。今までで最短。その6回つまり6時間のレッスンで、先生の見本で覚えて、何はともあれ一曲通して叩けるようになったんですから、自分のことながら大したもんです
もともと曲はバッチリ頭に入っていたわけで、難しいテクニックも無く(というかお師匠さまが簡単にしてくれてた)、見よう見まねですが真似さえできれば、通せるようにはなるわけですけど。
たぶんですが、完璧な音の置き方、音色、ストロークの仕方・バスの踏み方、といった細かいところは気にせず、一曲叩けるようになる楽しみを味わわせてくれたんじゃないかと思います。

この曲は、アウトロがフェードアウトしていくのですが、お師匠さまはアウトロは程々のところでもうそこから先は教えてくれませんでした。なので、自分でこんな感じかな?と勝手に叩いてみたりして、サボテンワールドに浸っていました。曲かけながら一曲通して叩いて、まあまあできたときはホントに気持ちよかったです。いま思えば随分と演奏はテキトウでしたけど。


フジファブリックは今も良く聴きます。ライブも行きます。昔の曲も良く聴くし、最近の曲も良く聴きます。総くんの声も大好きです。ちなみに加藤さんの変態曲も大好きです。

最新シングルの光あれも聴いて泣いちゃいました。

同じ魔法にかかった
会えてうれしかった

それな。

これライブで聴いたら、特にロッキンのレイクステージで夕方に聴いたら、号泣する自信があります。早くまたライブな日々が戻りますように。

次回は、2つ目の練習曲、チャットモンチーのシャングリラと、果てしない基礎練習の始まりのことを書こうかと思います。


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