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「AFLのプレーオフ決勝の日は祝日」と「サウスヤラからリッチモンドへ その1」と9/17〜9/23の日記

お知らせ

2023年2月よりオーストラリア メルボルンへ移住。現在はMBA取得に向けて大学院に通いつつ、Absolute MMAというジムでグラップリング/ブラジリアン柔術の練習に励んでいます。
noteには、メルボルン生活をより充実したものにするため、日々をより意識的に過ごすために毎週ちょっとした文章と数枚の写真とその週の日記を投稿しています。
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今週の文章は「AFLのプレーオフ決勝の日は祝日」
今週の写真は「サウスヤラからリッチモンドへ その1」
です。

今週の文章「AFLのプレーオフ決勝の日は祝日」

来週9月29日、ビクトリア州は祝日で休みなのですが、その理由は以前の記事でも触れたAFL(オジールールフットボール)のプレーオフ決勝があるため。日本で例えると多分プロ野球の日本シリーズ決勝くらいのインパクトなのだろうか?しかも、決勝の日は土曜なので決勝の前日がわざわざ休みになっている。
ちなみに祝日になるのはビクトリア州だけで他の州は平日らしい。さらに、日曜にはNRL(National Rugby League)のグランドファイナルもあり、AFLとNRLという2つの冬のスポーツが一気に終了することになる。ちなみにオーストラリア国内で人気のNRLはいまW杯をやっているラグビーとはルールが違うらしい。また人気の中心はシドニーでメルボルンではNRLについての会話はニュージーランド出身の人と話した時以外ほぼ聞いたことがない。そのあたりのことについてはまた調べてみようと思う。今週は、せっかくなのでAFLのグランドファイナルに出場する2チームについて調べてみておそらく来週各所で繰り広げられる会話に備えてみようと思う。

AFLグランドファイナルについて

AFLグランドファイナルはプレーオフを勝ち抜いた2チームによる年間王者を決める試合。試合はMelbourne Cricket Ground(通称MCG)という10万人収容のスタジアムで行われる。甲子園、東京ドーム、福岡ドームがおよそ4万〜5万人収容なのでその大きさをわかってもらえると思う。もちろんグランドファイナルの日は超満員になる。
試合は9月30日土曜の14時から開始される。シーズンのメインスポンサーはToyotaでオープニングアクトにはロックバンドのKissが来豪してパフォーマンスを行うらしい。

今シーズンの出場チームはCollingwood MagpiesとBrisbane Lionsの2チーム。ブリズベンはオーストラリア第三の都市なので名古屋のようなものだが、Collingwoodはメルボルンの中の一つの町で言ったら蒲田みたいなもの。ちなみにLionsも元々はFitzroyという高円寺のような町を本拠地にしていて90年代後半に元々ブリズベンにいたチームと合併する形で移転したらしい。メルボルンには他にもMelbourne(都市の中心部)、Carlton(目黒的な?)、St. Kilda(ビーチなどがあるエリア)、Essendon、Geelong、Richmond、Hawthorn、North Melbourneと合計9つものチームがある。数年後にタスマニアにもチームができるというニュースがあったが、それくらいまだオーストラリア全体に広まっているとも言えないスポーツで、その一方で10万人のスタジアムが満員になるといういびつさが興味深いし、オーストラリアの懐の深さを表していると思う。

Collingwood Magpiesについて

AFLの試合がある日は贔屓チームのマフラーを巻いた人が街に溢れるのでわかりやすいのだが、Collingwoodは白と黒のストライプがトレードマーク。

https://www.foxsports.com.au/afl/afl-2023-1-million-bet-on-collingwood-to-beat-carlton-tab-customer-bet-details-reaction/news-story/2f6afb18fd1c3bc603aeb120ec05fa0f

メルボルンで半年生活しながら周囲の会話から情報を収集した結果、ファンの人の数がめちゃくちゃ多くて、ファンの人たちの熱狂具合もすごい。そしてCollingwoodのファン以外の人たちからはとにかくファンもチームも嫌われている。一度連れられてCollingwoodの試合を見に行った時は試合後に車の屋根に登って騒いでいる人たちがいたり、試合中も罵声/奇声が飛んでいたりとなかなかすごい印象だった。多分フーリガン的な文化があるということだと思うが、逆にAFL全体ではそういうメンタリティがそこまでなくて特定のチームに集中しているのも面白い。

Brisbane Lionsについて

上でも書いた通り元々はFitzroyを拠点としており、その後はBrisbaneに移転。チームの色はエンジと青と黄色。

https://www.theguardian.com/sport/blog/2023/mar/24/is-brisbane-big-enough-for-both-codes-afls-lions-stare-down-challenge-from-nrl

過去数シーズンの順位表を見ていると割と上位に留まっているチームは少なくて、シーズンごとにチームの力関係が大きく入れ替わっているのだが、Lionsは2019年以降ずっとプレーオフ進出をキープしていて割と強いチームという感じがする。ブリズベンがあるクイーンズランドやシドニーがあるニューサウスウェールズはラグビーの方が人気があるスポーツらしく、それに応じてLionsのファン層自体はそこまで厚くないようではあるが、試合を見に行った時はずっと応援してきたであろう老夫婦がいたりしたのが印象的だった。ジョーダナハーという名前の選手がいる。

まとめ

日本にいた時は野球、サッカー、バスケ、バレー、ラグビーなどの国内リーグとアメリカの4大スポーツ、そして欧州のサッカーなどくらいしか存在を知らなかったが、オーストラリアに来るとクリケットやAFLなど日本にいると存在も知らないような競技が大人気だったりする。

スポーツというのは本当に不思議なもので、一歩離れるとただのゲームなのだが、その熱狂の中に身を置くとまるでそのスポーツを中心に世界が回っているかのような気持ちになる。選手たちは命を懸けるようなトレーニングを積んでゲームに向かうし観客もその一挙一頭足に夢中になる。時には政治や経済にも大きな影響を及ぼすし、オーストラリアに来てからはスポーツが準医療的なものに与える影響も大きいなと思うようになった。日本にいると存在も知らないような競技を見に10万人以上の人が集まるのを目の当たりにするとスポーツは本当に競技以上のものがあるなと思う。

今週の写真「サウスヤラからリッチモンドへ その1」

今週の写真は自分の住んでいるサウスヤラからリッチモンドへ向かう途中にある落ち着いた一角で撮った写真です。近所でもまだまだ行ったことのない区画があって散歩していて楽しいです。

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