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self learning【目標6 安全な水とトイレを世界中に】

SDGsのお勉強記録です❇️
すぐに忘れてしまう私のために、備忘録的に残していきます🍀

🌟目標「6 安全な水とトイレを世界中に」

すべての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する

【日本の進捗状況 84.5ポイント】B 課題を残している

(背景)
・地球上には海水と淡水を合わせて14億k㎥の水資源が存在。
・淡水はそのうちの約2.5%しかなく、そのほとんどが氷山や氷河、地下水に固定されており簡単には使用できない。
・人類が利用できている水の量は、水資源全体のわずか0.01%。
・「2030年に世界人口の47%が水不足に直面する」との見方もある。
・世界の37ヵ国が「極めて高いレベルの水ストレスにさらされている」
・日本においては、年間の水資源総量は6,400億㎥あるが、実際に利用できているのは830億㎥。
・水の用途は、農業用水66%、生活用水19%、工業用水15%。
・日本は水輸入大国でもある。(食料輸入に伴うバーチャルウォーター)
※水ストレス:一人当たりの最大利用可能水資源量が年間1,700㎥を下回る事

⭐まとめ

水に関する課題は、正直あまり理解ができていない部分でした。日本では、普段の暮らしの中からはなかなか見えづらい課題なのかなと思います。ですが、世界的には、安全な水を利用できない人の割合が3割、トイレや公衆便所に至っては6割もの人が利用できない状況にあります。

この目標6において、私が最も印象的だったのはバーチャルウォーターという考え方です。ざっくり言うと、食料の生産には水が利用されているので、食料の輸入に伴ってその分の水も消費している、という考え方です。
みなさんもご存知の通り日本は輸入大国ですので、決して日本も水不足の問題に無関係では無いですよ、ということですね。食料の輸入に関しては、フードマイレージというのもありますよね。輸送にかかる距離が長いほど、燃料やCO2排出量が多くなりますので、それを可視化して比較できるようにした指標です。地産地消を促す背景のひとつには、こういった課題への対応も含まれていると考えられます。

まずは課題を知り、少しづつでも何らかのアクションに繋げていけると良いですね✨



【参考】ターゲットとグローバル指標



6.1
2030年までに、全ての人々の、安全で安価な飲料水の普遍的かつ平等なアクセスを達成する。
(指標)
◎安全に管理された飲料水サービスを利用する人口の割合


6.2
2030年までに、全ての人々の、適切かつ平等な下水施設・衛生施設へのアクセスを達成し、野外での排泄をなくす。女性及び女子、並びに脆弱な立場にある人々のニーズに特に注意を向ける。
(指標)
・安全に管理された公衆衛生サービスを利用する人口の割合、石けんや水のある手洗い場を利用する人口の割合




6.3
2030年までに、汚染の減少、投棄廃絶と有害な化学物質や物質の放出の最小化、未処理の排水の割合半減及び再生利用と安全な再利用の世界的規模での大幅な増加させることにより、水質を改善する。
(指標)
◎安全に処理された家庭排水及び産業排水の割合
◎良質な水質を持つ水域の割合


6.4
2030年までに、全セクターにおいて水の利用効率を大幅に改善し、淡水の持続可能な採取及び供給を確保し水不足に対処するとともに、水不足に悩む人々の数を大幅に減少させる。
(指標)
・水の利用効率の経時変化
・水ストレスレベル:淡水資源量に占める淡水採取量の割合


6.5
2030年までに、国境を越えた適切な協力を含む、あらゆるレベルでの統合水資源管理を実施する。
(指標)
◎統合水資源管理(IWRM)の度合い
・水資源協力のための運営協定がある越境流域の割合


6.6
2020年までに、山地、森林、湿地、河川、帯水層、湖沼などの水に関連する生態系の保護・回復を行う。
(指標)
・水関連生態系範囲の経時変化


6.a
2030年までに、集水、海水淡水化、水の効率的利用、排水処理、リサイクル・再利用技術など、開発途上国における水と衛生分野での活動や計画を対象とした国際協力と能力構築支援を拡大する。
(指標)
◎政府調整支出計画の一部である上下水道関連のODAの総量


6.b
水と衛生に関わる分野の管理向上への地域コミュニティの参加を支援・強化する。
(指標)
・上下水道管理への地方コミュニティの参加のために制定し、運営されている政策及び手続のある地方公共団体の割合

お勉強は主にこちらの書籍を参考にしています。
・SDGsビジネス戦略 企業と社会が共発展を遂げるための指南書
 ピーター D.ピーダーゼン、竹林征雄  日刊工業新聞社
・図解ポケット SDGsがよくわかる本
 松原恭司郎  株式会秀和システム

指標のデータは外務省のサイトで公開されてます。

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