KNIT tua fabula

初心者ニッターです。 試行錯誤する日々をお届けします。 「色」「柄」「物語」のつながり…

KNIT tua fabula

初心者ニッターです。 試行錯誤する日々をお届けします。 「色」「柄」「物語」のつながりを辿って、うろうろします。

最近の記事

hand warmer

書き物をして、小指が霜やけになりそうになったので、 ハンドウォーマーを編みました。 袖が長めのカーディガンを着ることが多いので、 長さは、短めに。 [使用糸] ・ハマナカ ソノモノ グラン(色番164)  1玉

    • カーディガン

      小物を編んでも、どうも使い途がなく。 小物を編むために手に入れた、いろんな色のひと玉ずつの毛糸で、カーディガンを編んでみました。 糸を2本取りして作ったので、色の組み合わせや、色の切り替えどころなんかを考えるのは面白かったです。 一着のカーディガンとしては、色のまとまりに欠きますし、袖も長くなりすぎました。 でも、自分を採寸して作ったウエアなので、着心地はよいです。 ラグランスリーブにしたのもあってか、肩周りがとても気持ちよいです。 風呂上がり、寝巻きの上に羽織って、

      • ルーンストーン

        ここしばらく、石粉粘土でルーンストーンを作っていました。 形、大きさ、塗装、コーティング諸々、試行錯誤して、ようやく完成です。 次は、これを入れる袋を編みたいです。 【作り方】 石粉粘土を型抜きして、細い木の棒でルーン文字を刻みます。 石粉粘土が乾いたら、アクリル絵の具で色を塗ります。 絵の具が乾いたら、レジンでコーティングします。

        • 手帳の栞

          一冊の手帳に、月次、週次、日次のページがあるので、 栞が3つ欲しかったんです。 栞が3本ついているカバーはあまり見かけませんし、 独立した栞を挟むと、他のページを開け閉めしたときに落としそうですし。 そこで、3本まとまった栞を作ってみました。 スレッドコードを編んでいます。太く見えますが、ふんわりしているだけなので、先のボタンを引っ張れば、紐は細くなります。手帳に書く際に邪魔になりにくいかと。 【使用糸】•ハマナカ 純毛中細 色番2、5、39

          「おまもり袋」の元ネタ

          おまもり袋といえば、神社等の「お守り」をイメージすることのほうが多いかもしれませんね。縦が5,6センチぐらいで、横が3,4センチぐらいの大きさですよね。 それに比べると、私が作るとしている「おまもり袋」はちょっと大きいです。15センチ×10センチほどなので、小物入れ・巾着袋といったほうがいいかもしれません。 にもかかわらず、「おまもり袋」としているのは、元ネタがあります。 「本品堂の守袋」です。 日本の伝統文様が染め抜かれています。 それぞれの文様には、願いや祈りがあらわ

          「おまもり袋」の元ネタ

          crazy cable

          コットン糸でヘアバンドを編みました。 ヘアバンドというより、鉢巻きですね。 長さがあるので、コンパクトなマフラーとしても使えます。 春先や秋口の夜、少し肌寒いときに巻くとよさそうです。 ケーブル模様は、蔦が自由に這うような柄にしました。 「ゴシック建築のクレイジー•ヴォールト」という言葉が、脳裏をよぎります。…見た目はちがいますが…。 この柄に名前をつけるなら、クレイジー•ケーブルです。 「3目ずつ交差させる」「基本的には、表側だけで交差させる」と決めて、 あとは、都度

          ちいさいおまもり袋 「生ビール」

          おまもり袋「海」を編んでいて、 ドライブ模様が、生ビールの泡に見えてきました。 青空と生ビール! なんと魅惑的なのでしょう! 編んでみましたが、やっぱり本物の生ビールが飲みたいです。

          ちいさいおまもり袋 「生ビール」

          おまもり袋 「海」 ②

          スマホポーチの紐をといて、おまもり袋にしました。 青地に白なので、九畳篆の海の字がきれいにでましたね。 「海」といえば、小川洋子さんの『海』という短編集がありますね。 小川洋子さんの作品の世界は、静謐で、美しいですが、 それだけではなくて、毒や狂気も含まれていて。 読んでいる間、息をするのを少し忘れてしまうぐらいの圧を感じます。 小川洋子さんの作品もぜひどうぞ。 ◆使用糸 ハマナカ 純毛中細  色番1(白)、色番17(青)、色番19(紺)、色番32(紫) ◆使用針 ・

          おまもり袋 「海」 ②

          おまもり袋 「海」

          森見登美彦さんの怪談では、金魚も含め、 水にまつろうイメージがでてきます。 「水」つながりで、 「海」をテーマに編んでみました。 編み込み模様で、少し固い編み地になるので、 首からかけるスマホポーチを編むことにしました。 「袋の口あたりをドライブ編みにすれば、 波のように見えて、いいかも。 袋の口から減目していって、紐を編んでいけば 袋の口が外に丸まらず、きれいに収まるんじゃないかしら。」 と、やってみたところ••• なんだか、ビキニみたいになりました。 思ってたん

          おまもり袋 「海」

          ちいさいおまもり袋「金魚」

          森見登美彦さんつながりで、もう一つ。 森見さんの小説にでてくる、赤くて、小さいものには、金魚もあります。 金魚は、こときれた男の口のなかから、ころりと転がりでてきたり、 赤い浴衣に兵児帯を締めた、金魚のような女の子たちが駆け抜けていったりします。 森見さんは、ときどき怪談を書きます。 金魚は怪談の世界を泳ぎます。 小さくて、かわいくて、不気味なのです。 森見登美彦さんの怪談も、ぜひどうぞ。 ◆使用糸 ・HOBBYRA HOBBYRE WOOL CUTE    col

          ちいさいおまもり袋「金魚」

          ちいさいおまもり袋「達磨」

          森見登美彦さんつながりで。 森見さんの小説にでてくる、小さく、かわいいものといえば、達磨とりんごですね。 古道具屋に、大学構内に、達磨は現れます。 達磨は、喋ったり、無口だったり、狸が化けていたりします。 ちいさい達磨を編んでみました。 おまもり袋としても使えます。 森見登美彦さんの小説で、達磨が出てくる作品も、ぜひどうぞ。 ◆使用糸 ・日本ヴォーグ社 NAMIBUTO   col.no.004(紅)、col.no.001(白練) ・HOBBYRA HOBBYRE W

          ちいさいおまもり袋「達磨」

          ちいさいおまもり袋「茄子」

          メリヤス編みで、ふわふわで、小さいものを、と思い、編みました。 「茄子」です。 なぜ、茄子なのか。 茄子紺の毛糸が、そこにあったからです。 茄子といえば、森見登美彦さんのエッセイを思い出します。 パーティが苦手な登美彦氏が、ひょんなことから茄子の着ぐるみを着て参加したところ、普段の所在なさは、どこへやら、茄子としてパーティを気楽に過ごせた、という話です。 ざっくりですが。 パーティが苦手、かつ、茄子の着ぐるみを着る勇気も持ち合わせない御仁は、まずは、このおまもり袋を首

          ちいさいおまもり袋「茄子」

          おまもり袋 「ウスイ」③

          おまもり袋「ウスイ」、再チャレンジ、編み上がりました。 うーん。 これもまた微妙! 裏の渡り糸が少ないから、袋全体が軽く柔らかいのはいいのですが、手加減がゆるいのも相まって、縦横が1.5センチぐらい大きいです。 渡り糸を減らすために、一番下の黄緑の部分をまっすぐにしてみましたが、これは、前の版のように、斜めにしたほうが味わいがありました。 編み込み模様は面白いけど、編み地の柔らかさは、シンプルなメリヤス編みにはかなわないんですね。 悩ましい! メリヤス編みにチェーンス

          おまもり袋 「ウスイ」③

          メリヤス編みのしあわせ

          メリヤス編みをひたすら編んでいます。 おまもり袋「ウスイ」の再挑戦です。 直径2ミリの糸を 直径3ミリの竹製の編み針で 糸のしなりに合わせて、そっと編んでいると やわらかく、軽い編み地になります。 きっと、これは標準の手加減より、ゆるいんです。 でも、この、頼りない感じの編み地も好きなんですよね。 メリヤス編みの柔らかさを感じられる小物をつくりたくなってきました。

          メリヤス編みのしあわせ

          刺繍の練習

          おまもり袋「ウスイ」の再挑戦にむけて、 編み地への刺繍の練習をしました。 メリヤス刺繍、チェーンステッチ、それぞれの特徴が 少しわかってきました。 チェーンステッチは、一筆書きならば、自由な曲線もかけるのですね。 縦の直線を刺すならば、編み地を裏編みした上に、チェーンステッチをするのが、いちばんきれいに見えて、手触りもやわらかいです。 メリヤス刺繍は、目の向きを編み地と同じ向きで刺すもののようですが、目の向きを逆にしたほうが、目の形が、くっきりと揃うようです。 縦に直線

          刺繍の練習

          おまもり袋 「ウスイ」②

          「どうも、柔らかい雨に見えないぞ? むしろ土砂降りになっちゃうんじゃないか?」 と、編みなおすかどうか迷っていた「ウスイ」。 とりあえず、編み切ってみました。 春先の柔らかい雨のイメージとは、なんだかちょっと違うかもしれませんが、土砂降り…というほどでもない…と思いたいです。 編んでいる途中と、編みあがったときの印象は、やっぱり多少変わるので、一旦編み切ってみるのも、大事ですね。 編み上りは、ほにゃほにゃした靴下のようです。 「雨」「水」が、縦長になりすぎました。 そこ

          おまもり袋 「ウスイ」②