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ちいさいおまもり袋「茄子」

メリヤス編みで、ふわふわで、小さいものを、と思い、編みました。
「茄子」です。


なぜ、茄子なのか。
茄子紺の毛糸が、そこにあったからです。

茄子といえば、森見登美彦さんのエッセイを思い出します。

パーティが苦手な登美彦氏が、ひょんなことから茄子の着ぐるみを着て参加したところ、普段の所在なさは、どこへやら、茄子としてパーティを気楽に過ごせた、という話です。
ざっくりですが。

パーティが苦手、かつ、茄子の着ぐるみを着る勇気も持ち合わせない御仁は、まずは、このおまもり袋を首から下げてみるのはいかがでしょうか。

ただそこに存在するだけで許されるー そんな茄子的世界を身近に感じられるかもしれません。

森見登美彦さんのエッセイも、ぜひどうぞ。
『太陽と乙女』より「茄子への開眼」


◆使用糸
•ハマナカ純毛中細
 色番47(茄子紺)、色番22(黄緑)、色番46(茶)

◆使用針
•輪針3号 80センチ
•かぎ針4号(共鎖の作り目、スレッドコード編み)

◆作り方
•黄緑の糸で、32目を作り目
•輪針で、輪に編んで、裏編みで8段
•糸を茄子紺に変え、表編み10段
•11段目で2目、13段目で4目、15段目で6目、16段目で、10目を減目(残り10目)
•残った目に糸を通して、絞る
•茶の糸で、スレッドコードを編む(好きな長さで)
•口から4段目あたりで、スレッドコードを通していく

ピンポン球ぐらいの茄子ができます。
写真は、ティッシュを詰めて、丸くしています。

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