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情報収集するなら、主観と妄想をセットで。

こんにちは、株式会社nanocolorのコザキです。

ここ数ヶ月、MTGやプレゼンなどの前に「本番に挑む前にそれ準備しておけばよかったああああ😭」と思うことがあり、今回はその反省と改善策を考えてみたというnoteになります。例えば、想定外な質問に答えられずに持ち帰ってみたり、ここは対策できたな…という部分があると自分の爪の甘さを感じたりすることがあります。

初めてお話しする方や、提案したい内容を話すMTGなど、人と話す機会が多いのですが「事前準備」って、ちゃんとしたつもりでもしっかり生かせるものになるのかどうかはわからないし、事前準備がちゃんと"準備"としての役割を果たすことができるのかどうかは、実際に人と話してみるまではわかりません。

では、少しでも意味のあるものにするために、主観と妄想が必要なのではないかと思います。

主観が大切な理由

お仕事する上で主観オンリーで物事を語ってはいけないなと思うところもあります。主観だけじゃなくて実際に調査をした結果、リアルな話は全然内容が異なる場合もあるから。

例えば、あるスキンケア商品で200ml / 10,000円くらいするものがあったとしたら。

私が個人的に「いくら良い商品とは言ってもちょっと高額だから買えないな」と思ったとしても、リアルなユーザーは「〇〇効果もあるし□□成分も配合されててこの価格なら安い!大満足!」という意見がたくさんある場合もあります。主観と客観(リアルなユーザーの声)が対極にあるということも結構あったりする。

ただし、主観を持つことによって、何か調査をする・情報を集めるときに"作業"ではなく"仮説検証"になることがあります。

さっきのスキンケア商品の場合だと、一つ主観を持つことでそこから仮説を生むことができます。主観を持たなかった場合、生まれない仮説とも言えます。

主観(スキンケア商材に対する私個人の感想):
この容量でこれは高い、高すぎる。私はプチプラのケアで十分。

そこから得られる仮説:
プチプラで同じ成分が入ってる化粧品もあるのになんでそっちは使わないんだろう?成分以外の魅力を感じているのかも?パッケージがかわいいとか流行ってるとか?それとも美容系インフルエンサーが紹介したことがあるから選んでるとか・・?etc

自分の主観から派生して、たくさんの疑問を生むことができます。

この疑問に対して、答え合わせをするようにそのスキンケア商材の商品レビューを読んでみます。すると、その商品のどこに満足されていてどんな印象を持たれている商品なのかが浮かび上がっていきます。

この印象が浮かび上がるという工程、とりあえず闇雲に「まずは見てみよう!」とレビューや口コミを読む場合よりも早くその工程にたどり着くことができます。

妄想が大切な理由

主観から派生してできた疑問をさらに派生させることで仮説の粒度を細かくすることができます。この工程を妄想と呼んでいます。

▼さっきのスキンケア商材の主観より抜粋

この容量でこれは高い、高すぎる。プチプラで同じ成分が入ってる化粧品もあるのになんでそっちは使わないんだろう?~略~

私の意見の中でこの部分から、深掘りして考えていきます。ここからが妄想。

同じ成分が配合されているプチプラ化粧品を使わないのはなんでなんだろう?
→すでにそのブランドでライン使いしてるから?
→高くても投資するということは、プチプラで失敗経験があるのかも?
→お金をかけてでもなんとかしたい悩みがあるのでは?
→信頼できる人からおすすめされたら高くても買っちゃったりするのかな?
→ご褒美コスメみたく大事な日の前に使うものなら少量で高くてもOKなのかも?

考え出してみるといろんな理由が考えられます。

いろんな理由が出てこないときは、誰かを憑依させると出てきたりします。

・デパコス/プチプラ問わずスキンケアオタクな友達のAちゃん
・スキンケアは疎いけど健康思考で食事や運動にこだわるBちゃん
・お子さんを育てながら、いつも綺麗なパートのCさん
・美容医療にガンガン投資してる先輩のDさん
etc

それぞれ知識も経験も全然違う方だからこそ、あの人だったらどんな印象を抱くんだろうと考えてみると思考の幅が広がったりします。

こんな考え方をたくさんしておくと、いざMTGやプレゼンがあるとなったときに予期せぬ質問が飛んできても暫定解を伝えることができるかもしれません。

ちなみに、このようにまずは主観や妄想を持って調査や分析をすることをヒューリスティック分析と呼ぶみたいです。

ヒューリスティック分析は、自らの経験・体験を基に、Webサイトやアプリを専門的な観点で分析・評価する手法のことです。

ヒューリスティック分析とは?メリットと分析手順を事例とともに紹介!


何かに取り掛かる時もまずは自分の考えにしっかり時間を割いてみる、その上で事実を確かめに行くという工程を今後も続けていかねばと思った次第でした。

では、いわゆるヒューリスティック分析をしてみた結果どんな成功体験につながったのかは今後noteでお伝えしていきます!

Photo by Domenico Loia on Unsplash


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