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映画 『家族ゲーム』

家庭内に持ち込まれた不穏分子
ありふれた集合住宅に住む家庭にやってきた家庭教師の吉本。受験を控えた中学生の成績を上げ、家族のバランスを徐々に変化させていく。

驚異の映画…何で今はできないんだろ?セリフの全てが緊張感に溢れて、中学生の恥ずかしさと家庭の本音と建前が暴露されていく気まづさ。居心地の悪さに、どんどん惹かれていく。

そしてラスト近く、松田優作は本性を現し、現状の破壊を試みる。そんな一波乱あった家庭も、(大事件発生を示唆する)不安気なヘリコプターの騒音下では、日本の中の小さな出来事にすぎない。由紀さおりのお母さんは、昼寝するしかない…。

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