一日は最高だ
質素な今晩の食事を終えて、部屋にはchillでポップでLo-Fiな音楽を垂れ流す。
散らかしたままのノート、B5用紙、干しっぱなしの洗濯物。
こんな一日は最高だ。
傍に置いていた日記帳を開けば、こんなことが書いてある。
いま、まるでそんな風に生きてるじゃないかって。
いつの間にか日常になってしまったけれど、それを忘れちゃ勿体ない。だって、こんな贅沢は他にない。
まったくもって、一日は最高だ。
もしかして私は、今こんなようにして生きていることの責任を、後始末を、いつかはつけるのかもしれないが、それにしてもこの一日が素晴らしいことには違いないのだ。
今、この場には祝い事しかなくて、だからまったくもって、この歓びを享受せずにはいられない。
いつか願ったことを手にしても、人はみな、今無いものばかりを追いかけてしまうから。
いつか願ったことすら、いずれは忘れてしまうから。
私は今日という日を、いつか願ったことを、何度だって思い出したい。
「今日」という日が私に望まれて、今ここにあるということを。
ああ、もう、最高だ。
最高だ。
私は今、歓びの真ん中だ!