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【第五話】妻も子供もいなくなった、一家離散による孤独感はヤバいよって話

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児童相談所に、子供を一時保護してもらった話

児童相談所に長男を一時保護してもらった翌週、妻を強制入院させた。

元々、一時保護は妻に治療を受けさせるため。
妻と過ごす1週間、穏やかな日常を過ごすことによって何とかならないか希望を探したが、妻のメンタルは加速度的に悪くなっていった。

妻は閉鎖病棟、長男は一時保護所、次男は僕の実家。
にぎやかだった自宅は、静まり返ってしまった。

まさに一家離散状態。
覚悟していたこととは言っても、いつも遊んでくれ、YouTubeつけてくれと抱き着いてくる長男はおらず、何かと僕を気にかけてくれる妻もいない、ミルクを欲しがる次男も実家にいる。

数年ぶりの1人暮らし。正確には、僕と猫、トカゲだけ。
猫は僕にベッタリ甘えてくるが、やはり他の家族がいない孤独感は辛い。そして、トカゲは7年前に一緒に暮らし始めてからそっけない。

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▲家族のいなくなった孤独感はヤバい。まさにこんな感じ。

家族がいる時は1人になりたい時もあった。
しかし、実際に1人になると孤独感が辛い。ショックなことが続いているから、というのはあるだろうけど、なんじゃこの辛さは。

僕はさみしさで死んでしまうかもしれない。この孤独感は、僕の寿命をゴリゴリ削っていってることを実感した。

あー、孤独感ヤバいな…つらーい。

ただ、一時保護になった長男、強制入院となった妻も同じような孤独感を抱えて、それぞれ耐えているんだ…辛いけど、そこに吸い寄せられるのはいかんな、とも思った。

再び家族で暮らせるようになるまでにやること。
(1)妻の治療
(2)長男の一時保護解除
(3)次男の帰宅

この3ステップをクリアすれば良いだけだ。

次男には会いに行ける。それに猫ちゃんもトカゲちゃんもいるし、完全に孤独になったワケではないぞ…と自分に言い聞かせた。

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▲世界一美しい、我が家の猫ちゃん。

あとはドン底にいったら上がるだけ。
たぶん世間一般的に、僕の置かれてる境遇は過酷と言えるだろう。そこから上がったら僕最強じゃん!みたいなポジティブすぎる(?)考えも湧いてきた。

家族はいて当たり前じゃない。
いなくなって初めて大切さ、有難さを感じる。

こうなる前は、鬱陶しさを感じる瞬間もあったし、傷つけるようなひどい態度も取ったこともあったが、必ず元に戻ってもっと家族を大切にしよう。幸せにしようと心に誓った。

孤独感は辛い。
でも、辛さと同時に、孤独感は僕に大事なことを教えてくれた気がする。

つづく。

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