【アメリカ留学】 自分から動くことの大切さ。
Spring semester が始まって約1ヶ月が経ちました。今日は初めの週に自分の身に起こった出来事を紹介します。
現在、自分はBiology, English, Communication, Theatre とGymのクラスを取っています。本当はSociologyという社会学のクラスも取っていたのですが早い段階でdrop(受けない)することにしました。
軽く紹介するとBiology はこの学校で一番難しいとされているクラス、Englishはネイティブと一緒に英語のエッセイやらを書くクラス、 Communicationはスピーチのクラス、Theatre はオンラインのクラスでGymはただジムに行ってトレーニングするクラスです。
始まる前は。。。
この中で自分はどうしてもEnglishのクラスで良い成績(B以上は絶対)を取らなければなりません。(理由はまた紹介します。)しかし、自分の英語力はまだ十分ではなくきついセメスターになると学校のアドバイザーからも言われました。そこで、自分のESLの先生に相談すると、「次の学期にEnglishとCommunicationを教えることになってるからとったらいいよ。英語力もわかっているし助けれるよ。」と言ってくれました。これで安心。すぐにそれらの授業に登録しました。
授業初日!
初日の授業はコミュニケーションのクラスです。席について先生を待ちます。久しぶりに会います。
しかし、入ってきたのは見たことない先生です!
???どういうこと?教室間違えた?全く何が起こっているのかわかりませんでした。そしてその先生は言います。「〇〇さんに代わって私がこのセメスターで授業します。」どうやら僕が知っているESLの先生は今学期授業を持たないことになったようです。英語力がまだまだ足りない僕は不安に駆られました。スピーチのクラスは当たり前ですが、スピーチや日頃のディスカッションが成績に入ります。どうしよう。僕は授業が終わってすぐにその先生の元に行き、状況を全てできるかぎりの英語で説明しました。自分は日本から来た。正直言って英語力が足りない。前のセメスターでESLを取っていてたからこの授業を同じ先生で取ったと。そして一番大事な、でも僕はこの授業の単位をなんとしても取りたいし全力を尽くしたい。とその授業に対する気持ちを伝えました。するとその先生は、できる限り協力する。授業中に携帯の翻訳使ってもいいし、テストの勉強の仕方も教える。授業が早かったら言ってくれたら説明する。君ならできると思うよ。と言ってくれました。大体、こうやって初日に直接話すと先生の人柄ってわかったりします。もちろんすべての先生がこうではありません。海外でははっきりものを言う習慣がありますので、今の君の英語力では厳しいからドロップしなさい。って半分突き放す先生もいます。僕は直感でこの先生の授業で頑張ってみようと思いました。
ENGLISHのクラス
どうしよう。英語のクラスも違う先生や。不安でいっぱいになって部屋に戻ってきました。パソコンを開いて新しい先生の評判について調べました。アメリカには自分の先生の評価を書き込む有名なサイトがあります。インターネットの口コミなので完全に信じれるかと言うとそうではないのですが、一応の基準として調べました。なぜなら先生によって同じ授業でも評価基準、テストの量、小テストの量、教科書が必要なのかどうか、難易度など全てにおいて違うからです。それに加えて面倒見が良いとか人間性な部分もコメントされています。僕の新しい先生の評価は5点満点中1.3でした。こんな数字見たことないです笑 コメントには毎日莫大な量の宿題が出て小テストもしょっちゅうあり、手伝ってもくれないと書いてありました。エッセイ は最大6ページ、授業中もずっとwritingをし続けるそうです。コメントを載せているほとんどの人の成績が良くなかったです。ちなみにESLの先生の授業を前のセメスターで受けた友達に聞いたらその先生はエッセイを2つ書いて、授業中は小説を読むだけで小テストは一度もなかったそうです。正直これを見て終わったと思いました。僕には厳しすぎると。なんでこんなに運が悪いんだ。単位が取れなかったら卒業は遅れるし、お金もかかるし。
アドバイザーの元へ
どうにかしないと。と思い、アドバイザーの元へ訪ねました。アメリカの大学にはアドバイザーが何人もいて、どの授業を取ったら良いとか、一般的にアカデミックな相談ができます。僕のスケジュールを作ってくれたアドバイザーの元へ行き、先生を変えたいと伝えました。が、結果はノー。多くのクラスが定員オーバーで、空いていたとしても僕のスケジュールを全部変えないといけないから無理だと言われました。同じクラスにサッカー部が何人かいるからその人らと一緒に頑張りなさいと。実はこの授業、チームメイト何人かと同じクラスを取っていました。アドバイザーにそう言われたらしょうがない。何とかこの先生の元でやってみるしかない。と自分に言い聞かせました。でも僕ってそんなに強靭なメンタルを持ってるわけじゃないんですよね。
情報収集
不安で不安で仕方なった僕は片っ端からチームメイトに良い先生がいないか聞きました。こう言う時、他に日本人がいればなぁって心から思います。多分今までの僕だったらここで動くのを諦めて普通に授業受けていたはずです。でもどうしても。アメリカ在住のいつもお世話になっている日本人の方の子供が同じ学校に通ってたと聞いてすぐに連絡しました。結局教えてもらった先生はもうこの学校を辞めていたのですが、その方から「定員がオーバーしてても初日の授業に無理やり行って状況を説明して頼めば、初日の授業に来なかった人がドロップしたり先生の好意で入れてくれるかもしれない。入れてくれる先生もいれば入れてくれない先生もいる。アメリカの決まりってあってないようなもんだよ。」と教えてくれました。僕に選択肢はなかったです。すぐさまもう一度アドバイザーの元へ行きました。一応もう一人お世話になっている別のアドバイザーの元へ。ここでも一から状況を説明して良い先生を知っていないか聞きました。すると、ある一人の先生を紹介してくれました。「この先生に今からメール送るから今日の授業後すぐに行って聞いてきなさい。もしOKが出ればこの授業に登録できるはず。」そのアドバイザーの方はメールまで送ってくれました。自分の状況も添えて。すぐさま僕はその先生に会いに行きました。また一から全部説明。自分の状況を理解してくれる先生を探しているんだ。努力は厭わないから助けてほしい。と。幸いなことにその先生は僕が授業に登録するのを了承してくれました。しかも、授業以外でも僕がわかるように一対一で教えてくれると。いわゆるmentorになってくれると言うのです。本当にいい人に出会えてよかったと思いました。ここまで行動を続けてよかったと。
現在の状況。
いい人に出会えたからと言ってその授業が簡単なことは決してありません。幸運なことに宿題はエッセイ だけだし(2週間くらい時間が設けられて、4ページ分くらい)小テストは今のところありません。授業では主にいろんな記事を読んでそれについて意見を言い合ったりしています。その授業についていくため僕は先生に授業以外の時間で会いに行き、その記事の解説、予習、復習、エッセイの手助けなど様々なことを手伝ってもらえてます。ここまでしてくれる先生はなかなかいないらしくて、自分が積極的に頑張るから手伝おうと思ったと言ってくれました。
伝えたいこと
一時期は全てを放棄して日本に帰ろうかとも思いました笑笑
途中で諦めて何も行動を起こさずに前の先生の授業を受けることを決断するタイミングはいくらでもあったし、実際そうしようとも思いました。でも自分の心配性な部分が今回は功を奏して新しい先生のもとで授業を受けれています。ちなみに、前の先生の授業を変えずに受けているチームメイトは毎日宿題に追われてきついと嘆いています。英語が僕より格段とできるチームメイトでさえこれです。僕にはこの授業の他に一番難しいBiologyのクラスもあるので、前の先生だといい成績を取るのは無理だったと思います。
何かアクシデントが起こったときに流れに身を任して乗り越えていく方っていると思います。僕もそのスタンスにすごく憧れます。でも自己分析の中で残念ながら自分はそのタイプではありません。なんとかもがいて、最後まで自分で行動したら周りの人が助けてくれるし、もしそれがダメだったら、ここまで自分でやり切ったんだから仕方ないし諦め着くわ。と言うマインドセットの持ち主です。それに考えてみてください。僕は今回のようなことが初めての経験だったので、焦りに焦って不安で仕方なかったですがもし次も似たようなことが起きた時、
絶対自分強くなっていると思いませんか。
経験ってすごいです。その状況を打破する方法を肌で感じたり、情報を知ってたりすることってすごいです。
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