見出し画像

「恐らくADHDだろう」と精神科医に言われたまま

もう4年ほど前の話ですが、朝いつもどおり出社をして会社の最寄駅に着き、改札を出た頃に「今日は無理だ。サボろう」と思い、発作的に精神科に行ったことがあります。

大人の発達障害、ADHDやアスペルガーなどの診断もしている病院をインターネット検索で見つけて、「自分はADHDに違いない」と思っていた私はそのままテクテク歩いて行くことにしました。

とても日差しが強く、日陰を探して歩いたので、夏の日だったと思います。

後から知ったのですが、たいていの精神科は予約が必要で、その病院もアポなしの訪問にやや困惑していました。
たまたまキャンセルがでていたのか、予約がなかったのか、少し待つと見て頂くことができました。
*予約すべきです

1度目の通院:ヒアリングとテスト用紙の受領

2度目の通院:テスト用紙の提出と薬の説明を聞く
(ここで「恐らくADHDでしょうとのコメントを聞くも、生活に支障がなければ副用は不要との説明をうける)

3度目の通院:2度目とほぼ同じように薬の説明を受け、同じように今は服用しないことを伝える
(なんのために来たのだろう?と思い、次の予約をするもキャンセルする)

「服用しないのに診断を貰う必要が特にないな」と思い、そのままにしています。

恐らくそうだろうと言われたときは、なんとも言えない安心感に包まれました。
淡々とした良い先生で、なぜか、泣きそうになりました。
「障害手帳とれるのかな」と、真っ先に思いました。「そういう枠で大手企業に入れたりするのかな」と、とっさに考えました。「結婚できるのかな」「パートナーが出来たら言うべきなのかな」など頭の中にさまざまな考えが巡りました。

即効性がある薬と、常に飲む薬の2種類がありますが、どちらも(薬なので)副作用が気になり、服用には至りませんでした。

当時、業務で使用していた細かい細かい関数満載のExcelに悩み、「これができないなんて自分はADHDに違いない」と思ったことが決定打となり受診しましたが、あくまできっかけに過ぎず、ずっと「生きにくい」と思っていました。

しかし、転職して他人に依頼した資料をチェックしていた際に間違いを山ほど見つけたので、世の中ADHDだらけなのではないかとも思いました。

40人に1人とは思えない。結構、ありえないケアレスミスをする大人はたくさんいます。しっかりして見えるあの人も、間違いはします。

結局、ほぼ確定止まりで放置していますが、他人と生きていくと今もときおり、「ADHDなんだ。許してくれ」と思う瞬間があります。

ただ、苦しいほどは困っていないのとそれなりになんとかなっているので、誰にも話さず、薬も飲まず、そのままにしています。

ADHDほぼ確定で、たいした学歴がなくても、フルタイム会社員をして平均以上に稼げています。
発達障害に悩んでいる若者が奇跡的にこのnoteを見ていたらと思い、稼げているアピールをしてしまいました。

なんでこんな話を書いたかというと「セミリタイアしたい」と思うのは、ADHDという特性の影響もあるのかもしれないと思ったからです。

(また、これは専門医に確認しておらず、自称ですが、HSPだろうなぁとも思いますが、これまた現状そのままにしています。)


いまサポートいただいたら1人目です。とっても驚いてしまいます。わくわく。