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綺麗なフォアハンドを覚えるための7つのポイント!!

初心者の方たちに向けて技術と練習方法を丁寧に解説していきたいと思います。

始めたばかりの選手や、未経験なのに卓球部の顧問になってしまって大変な人は参考にしてほしいと思います。

今回のテーマは、「基本のフォアハンド」についてやっていこうと思っています。

この技術を覚えないと上位技術であるフォアハンドドライブやスマッシュは打てませんので、しっかり覚えていきましょう。

(1)フォアハンドのフォームや                   打球感覚を身につける

さて、さっそく基本のフォアハンドの解説をさせていただきたいと思います。

まず概要だが、下記の動画を参考にしていただきたいと思います。

動画で基本のフォアハンドについて解説していますが、この動画に沿って説明させてもらいたいと思います。

動画で説明されているのは、以下の7つのポイントです。下記のポイントについて、ひとつづつ解説させていただきます。

❶体の横から、顔の前までしっかりと                  ラケットを振り抜く

まず大事なのが、顔の前までしっかりとラケットを振ることだ。※図1、図2参

図1.体の横で打球準備
図2.顔の前までしっかりスイング

図のようにスイングの始まる位置と、終わる位置を常に意識することによってフォームが安定するようになります。

最初のうちは、ゆっくりとラケットを動かすようにしましょう。卓球は、力をぬいてゆっくりと打球感覚を養った方が上達がはやくなります。

❷フリーハンド(ラケットを持っていない          手)をしっかりと上げておく

2つめのポイントは、ラケットを持っていない方の手(以下フリーハンドとします)をしっかりと高い位置に挙げておくことです。

上記図1.2を見ていただければわかる通り、だいたい体の前や胸の高さにフリーハンドを置くことが目安になるてましょう。

こうすることで、体のバランスが良くなり、上達して強打するようになって来た時に体のブレが少なくなる効果が表れます。

初心者のうちから意識しておくことで、クセが付きにくくなるためしっかりとチェックしておきましょう。

❸膝を軽くまげ、足の幅(スタンス)を肩幅      よりやや広めにとっておく

3つ目のポイントは、軽くヒザをまげることと、スタンスを肩幅よりも広めにとることだ。※図3参照

図3.向こうにいるガッキーさんの顔がちらちら見える

上記図3においては、足の幅を確認することができます。しっかりと肩幅よりも広めのスタンスを保ちながらフォアハンドを打球しているのがわかるでしょう。

このようにすることによって、土台が安定し、体のバランスを保ちやすくなるため、結果として打球も安定するようになります。

また、初心者によくありがちなのが、膝が棒のようになってしまうことが多いです。正しくは膝を軽く曲げることで、いつでも動き出せる状態を作っておくのが重要である。

❹バックスイング(打球準備)は小さめに          とる

4つ目のポイントは、バックスイングを小さめにとるということだ。※図4参照

図4.バックスイングを体の横でとる筆者

図4の位置よりもバックスイングを後ろに取ってしまった場合、打球するのが遅れてしまい安定感がなくなります。

後述する5つ目のポイントでも言及しますが、体の前で打球することが大切になるため、バックスイングを大きくとってしまうと前で打球するのが難しくなってしまいます。

❺体よりも少し前で打球する

5つ目のポイントは、体の少し前で打球することだ。※図5参照

図5.体の斜め前で打球する筆者

体の前で打球することによって、ボールがコートにバウンドしてから比較的早いタイミングでの打球になります。

こうすることによって相手コートに低い軌道で返球することが可能になるのです。

体よりも少し前で打球する感覚が難しければ、バウンドしてボールが上がってきている途中をとらえるように意識するといいでしょう。

❻体をしっかりと回しながら(体軸回転運動      で)打球する

さて、6つ目のポイントは体の軸回転運動によって打球することだ。

ここで、なんのこっちゃ?と思われるかもしれないから、図4をもう一度見てみよう。

図4.バックスイングを体の横でとる筆者

図4の意識としては、腕によってラケットを引くのではなく、右肩を引くようなイメージで引いています。

こうすることで、体の軸が回るようにしながら打球することができます。(卓球指導の現場ではよく「腰をまわせ!!」と指導者が言う。)

腕だけでバックスイングをとってしまうと、腕だけのスイングになってしまう。このような状態を「手打ち」と表現されるが、手打ちが良しとされることはあまりなく、多くの場合しっかりと体を使って打つことが求められます。

上記図4のように、ラケットを腕ではなく右肩を後ろに引くようにしてから体の回転を使い打球することで、体で打つと表現される状態にちかくなるから、初心者のうちに意識しておきましょう。

★この辺りは動画で見てもらった方がわかり      やすいですね。

❼左足をほんの少しだけ前にして打球する

さて、最後の7つ目のポイントは、左足を少しだけ前にして打球することです。
※図4参照

ここでも図4を見ていただきたいのですが、左足が右足よりもわずかに前になっていることが確認できるでしょう。

このようにすることによって、フォアハンドを打つ時の懐を深くすることができます。

一番よくないのは、右足が前になりすぎて打球が窮屈になってしまうことです。最近では、並行足でもよいとされている説もあるようですが、筆者はわざわざあえて並行足で指導することは少ない。

効き手の反対側の足は、前に出ることが王道だと考えています。

(2)基本のフォアハンドを正しく               振れるようになるための練習方法

さて、ここからは実際にどのような練習をすれば正しいフォアハンドを身に着けることができるのか!?ということについて解説させていただきたいと思います。

ここまで、基本のフォアハンドの7つのポイントについて解説させていただきました。

上記の7つのポイントを常に確認しながら、下記動画の練習メニューをこなしていただければ、確実に基本のフォアハンドを身に着けることが出来るでしょう。

練習時のポイントは、

❶上記の7つのポイントをしっかりと意識          すること

❷はじめはゆっくりとしたテンポで丁寧に          練習すること

❸送球者が打球した瞬間にラケットを引く          こと

これらを守ってもらえれば、とてもいい練習になります。

♣まとめ

いかがだったでしようか!?

基本のフォアハンドをいかに上手になれるか!?によって今後のドライブやスマッシュといった攻撃系技術に発展させやすくなります。

逆に、フォアうちが下手なうちはドライブの練習などをしてもあまり意味はありません。

ぜひこれを機会にきれいなフォアハンドを覚えていきましょう。

次回は、【勝利をつかむ!!最強のメンタルトレーニング】から学ぶ卓球の試合に勝つための意識とはを紹介させていただきたいと思います。

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