横回転のツッツキ!!ツッツキに横回転を入れる打ち方🖐️
卓球のツッツキは、下回転のボールを下回転で返す、守備的な技術です。
しかし、それだけではありません。回転にアレンジを加えることによって、相手を惑わしたり、攻撃のチャンスを作ったりすることができます。
横回転のツッツキは、「ドライブやスマッシュはできないけど、少し攻めたい!!」そんなときにも便利な小技です。
今回は、攻撃型の選手の、横回転のツッツキのやり方・打ち方などについて解説させていただきます。
(1)横回転のツッツキとは!?
横回転のツッツキとは、ツッツキに横回転を加えたものです。
ツッツキは、下回転のボールを同じ下回転で返球する、守備的な打ち方です。これに横回転を加えることで、横下回転となり、攻撃的なものになります。
ツッツキのラリーでこれを使うと、回転の変化でチャンスボールを作ることができます。また、サーブレシーブのときにも有効です。
このように、横回転のツッツキとは、ツッツキに横回転を加えたものです。
(2)横回転のツッツキの種類
横回転のツッツキには、以下の4つがあります。
▣バックハンドでのツッツキで、ボールの 右側を捉えて打つ
▣バックハンドで、左側を捉えて打つ
▣フォアハンドで、右側を捉えて打つ
▣フォアハンドで、左側を捉えて打つ
最後のものは、守備方の選手(カットマン)向けです。別記事で取り扱うので、ここでは解説しません。
また、攻撃型のプレースタイルでは、非常に打ちにくいのでほとんど使用しません。
(3)横回転のツッツキのやり方・ 打ち方
ここからは、横回転のツッツキのやり方・打ち方についてです。
これには、以下の3種類があります。
▣バックハンドでボールの右側を捉えて 打つもの
▣バックハンドでボールの左側を捉えて 打つもの
▣フォアハンドでボールの右側を捉えて 打つもの
バックハンドでのツッツキ2種類と、フォアハンドで打つものの、3種類についてそれぞれ解説させていただきます。
❶バックハンドでボールの右側を捉えて打つ
はじめに、バックハンドでボールの右側を捉えて打つ、横回転のツッツキのやり方・打ち方を解説させていただきます。
まず、右足を前に出して打つ準備をします。次に、下図のようにボールの右下側を捉えて、ツッツキをします。
肘を支点に、ラケットを左から右前方向に動かし、腕を振り上げるようにスイングします。
このとき、おへそよりも右側で打つことがコツです。左側で打ってしまうと、横回転をかけにくくなります。また、打つときに左肩を落とし、高い位置から打ち下ろすようにすることもポイントです。
ボールは向かって左方向に曲がるので、下図のように、相手のフォアサイドを狙うと効果的です。
相手のバック側を狙う場合は、フォアへ打つときよりもさらに、右方向にスイングします。
以上が、バックハンドでボールの右側を捉えて打つ、横回転のツッツキのやり方・打ち方です。
❷バックハンドでボールの左側を捉えて打つ
次は、バックハンドでボールの左側を捉えて打つ、横回転のツッツキのやり方・打ち方を解説させていただきます。
まず、左足を前に出して打つ準備をします。下図のように、ボールの左側を捉えて、ツッツキをします。
このとき、ラケットを立てて(「オホホホホ」と笑うときに、口に添える手のような角度で)チョップするように打つことがコツです。肘を支点に、ラケットを左から右前方向に、振り下ろすようにスイングします。
ボールは向かって右方向に曲がるので、下図のように、相手のバックサイドを狙うと効果的です。
体の向きを、打つ方向に向けるとやりやすいです。
以上が、バックハンドでボールの左側を捉えて打つ、横回転のツッツキのやり方・打ち方です。
❸フォアハンドでボールの右側を捉えて打つ
最後に、フォアハンドでボールの右側を捉えて打つ、横回転のツッツキのやり方・打ち方を解説させていただきます。
まず、右足を前に出して打つ準備をします。下図のように、ボールの右側を捉えて、ツッツキをします。
前述した、バックハンドでボールの左側を捉えて打つときと同じように、ラケットを立ててチョップするように打つことがコツです。
肘を支点に、ラケットを右から左前方向に、振り下ろすようにスイングします。
ボールは向かって左方向に曲がるので、下図のように、相手のフォアサイドを狙うと効果的です。
体の向きを、打つ方向に向けるとやりやすいです。浮いたツッツキを、強打できないときにも使える便利な打ち方です。
以上が、フォアハンドでボールの右側を捉えて打つ、横回転のツッツキのやり方・打ち方です。
♣まとめ
今回は、横回転のツッツキのやり方・打ち方などについて、解説させていただきましたが、いかがだったでしょうか!?
ツッツキにこうした回転の変化をつけることで、ラリーの主導権を握ることができます。横回転のツッツキで、つなぎながら相手を攻め、チャンスボールを作りましょう!!
次回は、スマッシュとは!?打ち方とコツ、フォームや練習方法を紹介させていただきたいと思います。