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エンゲージメントを”幸せホルモン”で説明してみた

管理職向けにエンゲージメント研修を展開していますが、50人近くと話しているとなんとなく見えてきたことがあったので、途中からこんな資料を追加しています。


エンゲージメントとは社員の幸福のベースであると考えました。

では、そもそも仕事での幸福って何でしょうか?

幸せを感じるのはホルモンの作用であるという色気のない理屈で考えると、

①心と体の健康の幸せ
・ルールが守られパワハラもなく、安心して働けること
・言いたいことが言える自由闊達な風土
・この状態だとセロトニンが出て安全で守られている幸せを感じる

②つながりや絆の幸せ
・想いを同じくする仲間と一緒に汗を流して働けること
・絆や愛情を感じて温かい気持ちになるオキシトシンが出る

③成功する幸せ
・創造性や効率性を追及していくこと
・その結果で目標が達成され、昇格や昇給を勝ち取れること
・競争に勝つこと
・ワクワクとして興奮するアドレナリンが出る

幸せは①がベースになって、そのうえに②が来て、最後に③が来る構造になります。

つもり、健康でなければ競争に勝っても幸福ではないだろうし、いくら出世しても仲間との絆が一切なければ本当に幸せとは言い難い。

このことから、エンゲージメントとは「心と体の健康が守られる幸せ」と「仲間とのつながりや絆を感じられる幸せ」をつくることだと考えられます。

そうしてはじめて生産性を高めたり、イノベーションを生み出したりの仕掛けが機能すると思います。つまり業績向上につなげることができる。

特に基盤である「心と体の健康を守る」ためにはコンプラ遵守や心理的安全性の確保が重要であり、それがあっての対話やチームワークづくりです。

社内アンケート「組織への愛着が下がるとき」でも、
・上司がルール違反をしているのを見たとき
・同僚がパワハラまがいの言動をしているのに、上司が見て見ないふりをしたとき
・上司が挨拶を無視したり、自分にだけ情報をくれないとき

というコメントが多数みられ、こういうところから手をつけないと次にすすめないと感じた次第です。

takaでした。