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いまの仕事に自分で価値をつけてみる

日々課題が目の前にある私たちですが、
・こんなことやっていても意味ないと思うんだけどなあ
・上からやれっていうからやるしかないよな
ということも多いですよね。

いやな仕事をしていると


いやいやながら仕事をし、それを負担に感じていると、脳内でコルチゾールというホルモンが出ます。

コルチゾールは「つらいこと」「いやなこと」をやらせないようにするよう脳に指示を出しますが、それでも仕事をやめるわけにはいきませんから、無理をして続けるとメンタルや身体に不調をきたします。

そういうときは休養をとるとか、気分転換をするとかありますが、結局はまたあらたな「いやな仕事」「やりたくない仕事」がでてくるので、堂々巡りになってしまいます。

正直、私自身もある程度の裁量権があり、また、課題を自分で形成できる立場にはありますが、大きな経営の流れのなかでは、「なんだかしんどいなあ」という思いで取り組まなければならないことが山ほどあります。

この仕事はやる価値がある

そんなとき、名著「良い戦略、悪い戦略」を読んでいたときに、これだ!と思う一節がありましたので、紹介します。戦略を勉強しようと思っていましたが、別の角度で私を救ってくれました。

・ある信託銀行は巨額の投資資金を抱えており、毎年相当額を行使することが求めらていた
・私には大きな使命として、美術品の購入というものがあった
・しかし熱心に美術品を買い続けるという業務は様々な理由で居心地の悪いものでもあった
・あるとき、アートとは人間活動の大事な一部を形成している素晴らしいものだと気づいた
人はアートをもっと学ぶべきだ、学ぶべき対象として変えていこう、と思った
・対象を美術品だけでなく、ダンスや音楽、ファッションまで広げ、教育に投資しよう
・世界一流の人材を支援し、アートの保管や修復に関する技術の開発にも投資しよう
・こうすることによって、単に美術品を買って陳列するよりも、大きな価値を見出せると確信した

「良い戦略、悪い戦略」リチャード・P・イメルトより意訳

これは”「WHY」から話す”とまさに同じ内容でした。

記事を書いたときは、そうだよな、そうしなければだよな、と思っていたのですが、同じような内容に何度もハッとするということは、まだまだ自分はタスク主義(仕事の意味とか関係なく、仕事を終わらせることだけを考えている)から抜けきれていないようです。

仕事にうんざりしたときは、まずは「この仕事はやる価値がある、なぜなら」から自問自答し、意味付けをして、その価値に向かっていくということをしていけば、ストレスも軽減され、よりよい仕事ライフが送れるのかもしれません。

それはたいていは「誰かに貢献している」「世の中の進化に役立っている」というところに行きつくような気がします。

takaでした。