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自家製MBAのすすめ

MBAを取得したい、経営学を体系的に学びたい、と思っている方は少なくないと思います。

立ちはだかる英語とお金と時間の問題


英語はともかくとして、費用は米国での生活費を入れて2000万近くかかります。時間も修業期間2年は必要ですが、準備期間1~3年を含めると、相当の覚悟が必要な人生の一大プロジェクトになります。

私自身は1996年から98年まで社費で留学しましたので、そういう意味ではラッキーでした。しかしそこに至るまでの準備期間は仕事での成果と社費選抜突破で10年間を要しました。2~3人の枠に数百人が応募するのですから、単に英語ができるだけでは通るはずもなく、かなり仕事で結果を出さないと推薦にはひっかかりません。

いまの時代の自分のアップデート

さて、あれから時代も大きく変わり、当時学んだことのほとんどがコモデティ化されました。本やYouTubeで同じ内容を学ぶことができてしまいます。

MBAの価値は知識ではないところにあるとはいえ、自分のアップデートの衝動にかられ、「いまからもういちど大学院にでも行って勉強しなおしたいなあ」とか考えるときもあります。

ふと、10数年前にウエブ記事で読んだ、経営コンサルタント梅田望夫さんの「自分でカスタマイズした、自家製のMBAカリキュラムの勧め」という記事を思い出しました。

その記事はいまは公開されていないのでうろ覚えですが、2千万円と2年というコストをかけなくても、ウエブ上で公開されている有名MBA講座を参考に自分で本やウエブで勉強すればよい、というものです。

資金も時間もないが自分をアップデートしたいときはこの考えがいちばんあっています。しかもカスタマイズ版なので楽しそう。

いま私が置かれている立場は人材マネジメント総括責任者。目指すは戦略人事体制の確立。
さまざまなプロジェクトや仕組みづくりが平行して動いています。これらをより確実に実効性あるものしていくには、地に足のついた勉強こそが求められます。

自家製MBA

そこで、ミシガン大学ウルリッチ教授の”戦略人事フレームワーク”を参考に、学ぶべきことを実務に落としてみました。

これに対して、今現在自分が参考にしている書籍などをプロットして、自家製の戦略人事MBAカリキュラムを作成してみました。
(一部、戦略にかかわるものは割愛しています)

自己満足ですが、なかなかいい感じで仕上がりました。
勉強するモチベーションがあがってきました。

なにより実務をケーススタディにできることでの学びの効果の加速というメリットもあります。

つまり、MBAを実務に生かす、実務は生きたケーススタディとしてさらに次に生かしていく、という好循環がつくれるのも魅力です

勉強が好き、最先端の勉強がしたい、でもお金も時間もない。
なら、自家製MBAはどうでしょうか?学位はないけど実力はMBA以上につくかもしれません。

そしてレポートはnoteへの記事と捉えて、スキが少なければ不可と捉えてみる。

日々勉強だけしてもつまらない。実務を理論に置き換えて検証するとどうだろう、と言った知的好奇心を書き綴ろうと思っています。


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