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こんな思いをもう誰にもさせたくなかった、娘からもらったアメリ作戦

おはようございます😃


昨日から旅に出ています。


大学時代、私があわやのときに、『たまたま』電話をかけてきてくれた友人と会い、その後親戚と合流し、楽しい一日でした。


昨日は、本についての心理学的検証をご依頼していたカウンセラーさんからご返信もいただき、出版に向けて一歩も二歩も前進しました。


時を同じくして、これまで自分の中で、向き合いきれないから、今回の本の中では書けないだろうなと感じていた部分についても書ける覚悟が決まりました。


書けないと感じていた部分。


それは、大きな気づきを得たあとにきた『揺り戻し』の部分です。


22歳のとき、友人の死によって、大いなる宇宙の愛に気づき、その後の人生を愛を伝えて生きていこうという不思議な使命感に一旦は包まれました。


しかし、その後、些細なことから私は破綻し、それまで以前よりひどいある種うつ状態に陥りました。


具体的にはパニック発作みたいな症状に襲われて、呼吸ができない、息ができない、みたいな状態になり、窓を見ると、もう、自分の意思とは無関係に引っ張られていく感じ。


自分ではどうにもこうにもコントロール不能になり、実家の母に助けを求めました。


母はびっくりして、そして、すぐに上京してくれました。


娘は東京で元気にやっていると思っていた娘が、ある日半狂乱になって、助けを求める。


家族にとってもショックな出来事だったと思います。


心療内科を何軒か梯子するけど、当時はまだうつ病という言葉もほとんど一般的ではありませんでした。


最初の医者で、起きたことを簡単に説明したとき、


『お子さんは、誇大妄想の傾向があり、そして、多分燃え尽き症候群ですね』


そう言われて精神安定剤と睡眠薬を処方されました。


絶望しました。


もうダメだ。


これまで必死に隠し通してきたのに、とうとう破綻して周知のこととなってしまった。


もう、ここにはいられない。


サークルの仲間、同級生たち、当時好きだった男の子とも一切連絡を断ちました。


不思議と、語学が一緒だったメンバーは


『見捨てないよ』


そう言って、つながりをたったりしませんでした。


でも、私は心底絶望していました。


なんで私だけこんな目に遭うんだろう。


ただ幸せになりたかっただけなのに。


ただ幸せになろうも必死でもがいてきて


結果、友人は死に、自分もこんなことになっている。


命をかけてまでなしとげたかった公演を一緒につくりあげた大切な仲間とも縁を切ってしまった。


好きな人にも会えない。


なぜ私はこんな目に遭わなければいけないんだろう。


私、そんな悪いことした?


どうして…?


世の中を呪い、恨み、そして、今後の人生はもう余生だと。


自分はもう壊れてしまって、正常ではない。


もう諦めて、今後の人生は余生と思って生きていくしかない。


この時には、もう自分が可哀想なだけで、友人の死について、悲しむこともできませんでした。


自分の人生に起きたことを、ただただ呪っていました。


その後の人生は、長い長い自己紹介に書いた通りです。



22年たち、ふとこう思いました。


あの時も、その後も、決して順風満帆というわけではなく、むしろ困難な方が多かった人生。


表に出せること、迷惑をかけてしまうから、(自分の中では解消しているが)今も書けないこと含めて、内面の葛藤は壮絶だった。


なぜ私はこんな目に遭うんだろうと恨んだ。


でもふと、


私だから


私だからこういう人生を歩んできた。


一つひとつの出来事に対して、自分の中で腑に落ちるまでに、途方もない時間がかかる。


自分の中で本当に腹落ちするまで動けない。


元々持って生まれた特性として、奉仕への止みがたい欲求があった。


私は、敢えて無宗教ですし、輪廻転生を心の底から信じているというより考え方として合理的だなと捉えている。


しかし、こんな私の持って生まれた特性がゆえに、敢えてこうして自分自身を試されるような出来事を選択したのだ。


今はそういう風に静かに感じるようになりました。


そして、こんな思いをもう誰にもさせたくない、そういう風にも思ったんです。


最愛の人を自分の知らないところである意味死に追いやり、長い長い時間、自責の念に苦しみ、そして、その結果、新たな傷をつくっていく。


先日、母との再会の中で、叔母の一家に、また新たな傷が生まれようとしているのではないかという危惧を感じました。


前日の晩、私は、忠告なんてしたくなかった。


私を死にまで追い詰めた叔母の一家とは、もう、他人と割り切って、このまま生きていきたい。


けれど、朝、スマホを触った瞬間、100%の充電が一瞬のうちに1%に落ちたとき、こう感じたのです。


叔母に対して恨みがあろうとも、それが若い人に引き継がれるのは、絶対に避けたい。


母に最後に伝えたかったことは、忠告でした。


もうこんな悲しい思いを誰にもしてほしくない。


※※※


今回、宿泊したホテルでは、はままゆさんに賛同して開始したアメリ作戦を始動して、帰り際にお礼のメッセージを部屋に残していこうと決めていました。



昨日早めにチェックインし、疲れからか少し昼寝をしていた間に、一緒に連れてきた娘は一人遊びしていました。


昼寝から目が覚めたとき、机の上に娘からのメモが載っていることに気づきました。


『つれてきてくれてありがとう』


アメリ作戦、してやられた!


こんなに嬉しいとは!


娘よ、ありがとう。


私の人生に起きた最大に幸福な出来事のひとつ。


それは、あなたと出会えたことです。


ここまで重いお話にお付き合いいただき、ありがとうございました✨✨✨







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