マガジンのカバー画像

映像の解説

15
一昔前のYouTubeを騒がせたカカフカカ企画の映像たち、その全ての監督を務めました高山銀平が解説致します。動画と共に当時の裏話や秘められた思いなどをお話できたらと思います。
運営しているクリエイター

2020年4月の記事一覧

映像コント『いつでもそこに』(2005年)の解説

※※ どうぞ動画を見てからお読み下さい ※※

映像コント『いつでもそこに』
脚本・演出 高山 銀平

2005年6月 カカフカカ企画第14回本公演『サザエ3』にて上演
(カカフカカベストコント迷走編に収録)

前回の解説で少し登場しましたカカフカカ企画の創設メンバーS氏がポツリと言った

「いつでもそこにって言うけどさ、このピエロがいつもそこにいたら恐怖でしかない」

この一言がきっかけでした。

もっとみる

映像コント『実写ファイナルファンタジー』『ユ二クロのCM』(2005年)の解説

※※ どうぞ動画を見てからお読み下さい ※※

映像コント『実写ファイナルファンタジー』『ユ二クロ』
脚本・演出 高山 銀平

2005年6月 カカフカカ企画第14回本公演『サザエ3』にて上演
(カカフカカベストコント黎明編に収録)


数年程前から炎上系ユーチューバーやバカッターなどと非常識な若者たちが社会問題になりましたが、
我々は15年前だったのでSNSがそれほど普及しておらず、僕は晒された
もっとみる

映像『実写ドラゴンボール』(2005年)の解説

パロディ映像を流し始めて三回目の公演でついに映像合成に手を出し始めました。
これが格段に手間がかかるのでした。
撮影している時間よりも圧倒的にパソコンでの作業が増えるのです。
(映像編集ソフトも進化し今では素人でも映像合成ができるようになりましたが、当時はこんなレベルでも結構すごかったのです)

今でこそ編集を自分で始めた僕ですが、当時編集は全て技術班に投げっぱなし、
出来上がりを見て偉そうに直し

もっとみる

映像コント『実写スーパーマリオ』(2004年)の解説

当時、《パロディ映像のみを集めたDVD》をライブのお客様に配っていました。
するとどなた様かが勝手にこの映像をYouTubeにアップされ、
100万回以上再生されていたタイミングで僕にタレコミがありました。
(10年前のYouTubeで100万回はとても多いのではないでしょうか、これを書いている時点では380万回になってました)

複雑な気持ちなどは微塵もなく、ただただ嬉しかった記憶があります。
もっとみる

映像『実写スラムダンク』(2004年)の解説

思い出そうとすると嫌悪感や恥ずかしさで布団を被って丸くなりたくなりますがk今回も頑張ります。

なぜ男性陣はブリーフなのか?

前回の映像は動物の体(てい)だから裸に近い格好という苦しい言い訳ができましたが、
この映像の説明には一切なりません。

ですので当時の自分としても確固たる信念も無く、
ブリーフだから面白かろうという邪教崇拝にも似た愚かな精神状態だったのでしょう。

元ネタが元ネタなだけに
もっとみる

映像『実写にんげんっていいな』(2004年)の解説

前回の解説『ビバリーヒルズ●●白書』と同じ公演のために制作されました。

10年以上前に当時のYouTubeチャンネルに試しにアップしたところ、
外国の方々からいろいろな言語でたくさんのメールが届きました。

そんなこと言ってもどうせ2、3通だろうと思われるかもしれませんが、
百通は優に超えていたかと記憶しています。

そうです。その手の団体だと思われたようです。

曖昧な記憶ですが、

「Fu-
もっとみる

映像『ビバリーヒルズ●●白書』(2004年)の解説

僕はついにパンドラの箱を開けてしまいます。

パロディ映像の解説です。
いつか見つかって怒られるかもしれないのでなるべく密かに発表していこうと思います。

が、一つだけ言わせてください!
カカフカカ企画は映像につきましてはほとんど利益を上げてはいません。

(何の言い訳にもなりませんね あぁパロディが寛容な欧米が羨ましい)

カカフカカ映像班の技術の進歩も感じて頂けると思いますので時系列に沿ってお
もっとみる