映像『ビバリーヒルズ●●白書』(2004年)の解説

僕はついにパンドラの箱を開けてしまいます。

パロディ映像の解説です。
いつか見つかって怒られるかもしれないのでなるべく密かに発表していこうと思います。

が、一つだけ言わせてください!
カカフカカ企画は映像につきましてはほとんど利益を上げてはいません。

(何の言い訳にもなりませんね あぁパロディが寛容な欧米が羨ましい)

カカフカカ映像班の技術の進歩も感じて頂けると思いますので時系列に沿ってお届けしていきます。


『ビバリーヒルズ●●白書』はカカフカカのパロディ映像の記念すべき一発目です。

当時の公演準備中に、コントとコントの間に映像が欲しいと考えました。
理由はキャスト全員が出るような大人数のコントの、

《主に派手なオープニングコントなどは、ふんだんに人員(黒子など)を使ったものが多かったのです》

次のコントに続けて出る役者の着替えが間に合わないからです。


カッコつけたおしゃれな映像は我々のカラーではないですし、
では映像でもコントをとも考えたのですが、派手に音楽が鳴っていた方がお客様も飽きないかなと思い、
では、僕が若かりし頃から見ていた海外ドラマのオープニングを真似してふざけようと思ったのでした。

こういうポージングの連続は欧米人がやるからこそ様になるのですが、
200年間鎖国をした民族の子孫である彼らに、真剣に模倣してもらえばさぞや滑稽に映るだろうという狙いは当たったのでした。


撮影日前日に、

「明日映像を撮るから、金髪にできる人はしてきて、そしたら出演に近づけます」

「え?何をやるんですか?」

「まぁそれはいいじゃない、金髪にしたくないなら別にいいんだよ」

ほとんどがしてきました。


演出家の言いなりという役者の性分の悲しさといったらありません。

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