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転職か移住か、小さいアクションを繰り返す

 長野の旅行から移住を意識しだして一番最初に浮かんだのは「京都移住計画」の存在。大学を卒業する頃にFacebookページをみて何となくフォローして以来、京都の移住情報が僕のタイムラインに垂れ流れていました。今まで流し見だったけど、ちゃんと見てみようと。

 妻とも旅行に帰ってからはよく移住についての話題を話していました。とはいえ、目下の課題は仕事に頑張れていないツマラン大人からの脱却。移住も面白そうだけど、転職して業界を変える、働き方を変える、くらいの意識で行動を起こし始めます。

 自分が好きなメーカーの転職情報を見てみたり、何となく今までの経験を履歴書に落としてみたり、全く知らない世界に飛び込んでみようと考えたり。当時購読していた飲食雑誌にあった「週末寿司スクール」を受講しようと本気で考えていた時期もありました。たぶん営業マンとして何も出来ない自分が嫌過ぎて、料理の世界で頑張ってみたいと思っていたのでしょう…。

 変わるきっかけの一つとして移住、くらい入口は軽いもの。あとは茨城県の田舎育ちだったので、都会で生活して子育てまでするイメージは無く、もう少しゆったり暮らせる場所を選びたいなと。そういった意味で、転職して職場に応じて少し都心部から離れるのが現実的な路線だと、妻とは話していました。

 とはいえ普段から忙しく働いていた二人。旅行から戻って日常が始まれば、夜遅くまで働いて平日は疲れ切って眠り、週末は発散するような生活です。転職や移住について考え出して、気持ちは少し上向いてる感じはありましたが、日常がどんよりし過ぎていて調べる気力がなかなか生まれません。

 考えよう、調べよう、と口では言いながらも行動に移せない日々。それでもストレスは溜まっていくので何とかしないと。小さいけれども、会社説明会へ行ってみたり、移住相談窓口に足を運んでみたり、週末の予定を決めることから行動を少しずつ変えていきます。

 何かを変えたくて行動しているので、行った先で受ける情報には敏感に反応。面白いと感じたり、違うと判断したりを繰り返しながら、ぼやっと方向性が見えてくる。適応障害になって休職してた頃に「会社組織で働くことに向いてないかも」と考えたことが頭をよぎり、移住の文字が頭の中で濃くなっていきました。

 妻も似たような感覚だったようで、移住セミナーに行く時は少しウキウキした気分。幸いなことに移住セミナーを大阪や京都市内で頻繁にあり、気軽な気持ちで移住情報を集め出すことになりました。

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