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飲み会に参加して移住イメージが持てた

 移住者やUターン者が集まる飲み会に飛び込んだ僕と妻。丹後に来たのも初めてだったのに、なかなか濃い場所にやってきたなという印象でした。当時の丹後は地域おこし協力隊の受入れが徐々に始まり、僕ら世代がじわじわと移住し始めていた感じ。

 飲み会にも地域おこし協力隊の面々や市役所や京都府で働く若手職員Uターン起業した人、自営業を継いでいる人、など様々です。飲み会自体は一品持ち寄りの会だったのですが、それぞれが好きなお惣菜だったり、漁師さんはお造りを持ってきてくれたり、手料理を作ってきたり、豊かな食が広がっていました。

 僕らは大阪のデパ地下で買ったお酒のアテを買っていったのですが、集まった料理の中で全く輝いていません。素材が豊かな丹後だから、こだわりを皆が語れるし、そもそも美味しい。地元が好きになる事ってこういうことなのかな、と感じた時間でした。

 僕らが移住検討している話をしながらお酒を飲みつつ、皆の話も聞きます。今では事業展開したり会社をやっているメンバーがその時に集まっていて、まだまだ模索中という時期でしたが、希望に満ちていたというか、楽しんでいたというか。自分の意思で自己実現していくぞ、という機運が僕にとっては刺激的でした。

 適応障害になって休職し復職するもイマイチなサラリーマンだった僕。なにかを変えないと、と行動し始めてたどり着いた京丹後。「ここに来たら自分も何かできそう」そう直感的に感じた場所。

 そんな飲み会の刺激が僕の移住を後押ししてくれたのと、自分が馴染めそうなコミュニティの出会えた点も良い出来事でした。それまで移住先を探している中で出会う人たちは役所の方や高齢者が多く、制度や地元のPRもいいけど生活するイメージが持てませんでした。

 それがいざ丹後に来てコミュニティに入り込んでみたら、移住後の姿を創造してワクワクしている自分がいます。コミュニティといっても友達が出来たくらいの感覚で、飲みに付き合ってくれそうな人、一緒に遊びに行けそうな人、困ったら相談できる人、と具体的な生活が見えてくる感じです。

 その場には20人くらい集まっていたと思うのですが、そのほとんどの方と連絡先を交換して、丹後から帰った翌日にひたすらメッセージを送りまくりました。今までにない現地見学での出会いに心を満たされたまま飲み会はお開きになって、皆で一緒に片付けをして、そのまま相談員の方の家で眠りについたのでした。

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