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クリエイションとは、異種の掛け算

個人芸の時代になる。

会社という組織が守ってくれて、特に業績出さなくても給与は支給される、ということはなくなる。

会社組織は液状化し、やがて気化し、個人と個人がつながって価値創造するエコシステム化するから。

「働く」のは、処理ではなく、創造することと同義になる。処理はロボットがやる。

これがインターネットの本質であり、ぼくは97年ごろから言い続けてきた。

「できること」でつながる。

会社組織では「できないことをできるようにしよう」が一般的だ。

「ネコタ君は、企画力が弱いから、そこ、磨いて」

「イルカ君は会議でもっと発言して」

個人と個人が価値創造する際、「お声がかかる」のは「できること」でかかる。

つまり、「できないこと」は無視すればいいのである。

学校教育では長く「クマ吉くんは国語苦手だから夏休みの間に集中的に勉強しようね」といった指導をしてきて、ぼくたちはそれに慣れっこ、だから会社でも社員教育は「できないことをできるようにする」ベクトルで設計されてきた。

できないことができるようになることはない。

ぼくは中学時代技術家庭が苦手で、できるようにはならなかった。

それより、できることで貢献する。

個人芸の時代では、日々、芸を磨く必要がある。

年末ということもあり、漫才やコントの総決算みたいな特番がある。

THE MANZAIとかIPPONグランプリとか。

「芸が大きくなってる」コンビの漫才は破壊的に面白い。

これに対し、「維持してるなあ」というコンビは面白くない。

「芸が小さくなったなあ」と思うコンビのほうが多い。

・・・エラそうでごめんね。視聴者としての正直な感想。

では、どうやったら芸が大きくなるのだろう。

思うに、クリエイティブの風を感じるかどうか

塾生の企画した『猫と、こたつと、思い出みかん』

クリエイションとは、異種の掛け算だということがよくわかる。

猫 × こたつ × みかん × 思い出

という普通ならくっつかない要素を掛け合わせ、かつ、そこに物語を流してる。「日本初、ライトノベル風みかん」。

目を閉じれば、いつもそこには猫とこたつとみかんがあったー。
自然あふれる和歌山を舞台にした、甘酸っぱいストーリー。
この物語の主役は、あなたです。

保護猫カフェ「ネコリパブリック」(同じく、塾生の経営)も掛け合わせている。

クリエイティブ=異種の掛け算だから、本ばかり読んでいてはだめで、やはり圧倒的に体験量がモノを言う。

体験は、順風もあれば逆風もある。

ぼくの経験から言えば、逆風のほうが学びが大きい。

今年一年、コロナで答えのない毎日を過ごしてきた。逆風だよね。

だからみんな、「すごいクリエイティブの風に吹かれている」と思おうよ。

2021年、めちゃくちゃ楽しみだね!

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