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甘えない

1人で行くのはちょっと・・・というので、妻につきあうことにした。映画『BE:the ONE』。

その前に軽く腹ごしらえ。

阪神百貨店地下1Fスナックパークの催事に九州で有名なおうどん屋さんが出店するらしい。
開店と同時に入った。やはり目当てはみんな同じらしく、並んだ。

・・・まぶしい。
右から強烈なライトが。
どうやらテレビ取材が入ってるらしい。

「撮影してもよろしいでしょうか」などのパーミションなしに、カメラ向けている。妻は列から離れた。ぼくは並ばないといけないので、そのままいた。テレビ局は、特に名は秘すがMBS毎日放送だ。

前に並んでる男女2人に女子アナがマイクを向け、インタビューする。

おっちゃん、嬉しそうに、語ってる。

「あとで、食べてるところも撮影して、いいですか?」

おいおい、そんなん、ぜったいイヤだ・・・と思っていたが、前のおっちゃんは嬉しいらしく、快諾してた。

甘えてる。

テレビと、それを取り巻く芸能界がイヤなのは、「甘え」を感じるからだ。ダウンタウンのまっちゃんはじめ、お笑いの人たち、甘えてる。ジャニーズ、甘えてる。

「テレビカメラを向けられることが嬉しいでしょ? ほら、テレビに映るんですよ」

というMBSの姿勢は、昭和からまったく勉強していない。甘えてる。

気に入らねーなあ

と思いながら、映画行きました。あ。うどん、美味しかったです。

ボーイズグループ「BE:FIRST(ビーファースト)」はオーディションの頃から見てた。妻がハマったので、つきあいで。でもその後、デビューしてからはノーフォロー、曲、知らない。メンバー7人の顔と名前、一致しない。
でも、まあ、おつきあいで・・・

映画始まった。ぶっ飛んだ。

代々木体育館でのライブを映画化したもので、韓国のCJエンタテイメントが手掛けている。さすがCJ、編集が素晴らしい。

それより何より、BE:FIRST、すごい。

歌もダンスもパフォーマンスも、超一級。

メンバーから発せられる言葉、1つひとつが勉強になる。映画館なので、メモが取れず、困った。

「音源を超えたい」
ライブやる意味というのは、オーディエンスと時空間を共有すること。だから「音源をなぞる」のはやりたくない。
なぞらない。こなさない。

BE:FIRSTは;
クオリティ・ファースト
クリエイション・ファースト
アーテイシズム・ファースト

このために、24時間、起きてる間はすべて仕事に活きることに充てる。

ライブで、クリエイションしている。時間と空間、そして瞬間を創造している。これ、すごいことですよ。なぞらない。

プロデューサーのSKY-HIこと日高光啓さんの言葉もすごい。

「(BE:FIRSTに)触れた人の人生を変えるかもしれない。影響を与えるということの責任を担って欲しい」

ライブの直前に、メンバーへ
「今日ここに来てくれている代々木体育館の皆さんに満足していただければ、自然にドームのお客さんを連れてきてくれる」

自分たちでつかみとっていく成功。

デビューしてすぐドームでライブできるジャニーズとは違う。ジャニーズの甘えはそういうところから生まれる。歌もダンスもヘタなのに。

結論として、「まったく新しいものをBE:FIRSTは生み出した。そしていまも生み出しつつある」

観客。

もう彼女たち、わかってるんだよね。

世の中、甘えが横行している。ウソも横行している。

だからこそ、BE:FIRSTの「甘えない、ウソのないプロフェッショナルな姿勢」に感激するんだということを。

感激のあまり、明後日また映画行きます(笑)

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