本を捨てて、遊ぼう
機密書類をプリントアウトする必要が出た。
出張先。
ホテルに依頼できなくもないが、何分機密なので、人の目には触れさせたくない。
セブンイレブンでプリントできるんじゃないか?
調べた。できる。
スマホにアプリ入れて、アプリにPDFアップロードし、登録、QRコードに仕立てたらあとはセブンに行くだけ。簡単。
ホテルすぐそばにあるので行った。
画面タップ、とんとんとん。
カラー60円もするのか。
あらためて書類を確認したら白黒(笑)
もったいないことをした。
まあ、しゃあない。
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支払いになって「コインかnanaco」しか決済できないとわかった。
あいにくコインもnanacoもない。てっきり交通系ICでいけると思い、手ぶらだ。
セブンの店員さんに「ちょっとすみません、60円貸して」とも言えない。
戻るしかない。
こうなったらnanaco入れるか。エレベーターの中でダウンロード、登録は廊下歩きながら。
部屋入って、すぐの長椅子で続きを。
最後、ユーザーID登録時に手こずった。
我に返って。
そもそもぼくはnanacoやりたいわけじゃない。機密書類をプリントアウトしたいだけなのだ。本来の目的を忘れてしまっている。
やめて、小銭入れをカバンから出し、小銭60円あるのを確かめ、部屋を出た。
プリントアウトしてから気づいた。
もう一部要る。
立ったまままたスマホ操作し、今度は「白黒」で登録、QRコード出した。
プリントアウト。白黒は20円。
いははや朝っぱらから80円も使っちまったぜ。でもまあ、これは出張後土曜日やるとなると時間が飛ぶ。時間を買ったと思えば安いものだ。
部屋の前に戻った。あれ? ルームキーがない。
さっきnanaco登録に夢中になったとき、長椅子に置いたままか!!
ホテルに連絡し、係の人の手を煩わせた。
「長椅子の上にあるはずです」
あった。
いやはやここまで755文字も使ってしまった。
今日書きたいのはこんなまぬけ話ではなくて(笑)
営業マンの鍵は提案内容だ。
ところがAIのGensparkやCopilotが優秀で、簡単にプレゼン資料を作成できる。
そうなると、「営業マンが顧客から選ばれる鍵」はどこにあるのか。
それより何より特にB2Bビジネスの場合、お客さんからの問い合わせが営業クッキングのサーブになる。
ところがGensparkなどAIを使えばたいていの業界の中身(あくまで公表されている内容に限るが)はわかる。わかるから、「問い合わせ」する必要がなくなる。
お客さんからの問い合わせ=サーブがなければレシーブもなくなる。
いまはまだAIたち、「優秀な新人」レベルでとどまっているが、時間の問題だ。
どうする?
この問いは、全世界の営業マンたちに突きつけられている。
誰よりも賢く
誰よりももの知りで
誰よりも知識と知識のかけ合わせが得意
というのが存在意義な人は、足元が崩れ始めている。
となると、営業マンに限らず、ホワイトカラー全員に関係してくる。
Bloomberg誌2024年9月10日付記事「コンサル業界で増える『幽霊求人』、大幅昇給は望み薄--- AIの脅威も」によれば、アメリカのコンサルティング業界では実際の採用活動を行わない求人情報(ゴーストジョブ)の件数が2年ぶりの高水準に達した。
もともと金融、テクノロジー業界はゴースト求人の比率が高かったのだが、ここへきて落ち着きを見せている。コンサルティングが31%へと伸びている。
マッキンゼーやアクセンチュア、アーンスト・アンド・ヤングなどの伝統的なコンサルティング・ファームが人員削減や採用抑制を始めている。背景にはAIがある。
賢いやつはAIで十分。昇給もしなくていいし、めんどくさい福利厚生、勤務地への配慮などもしなくていい。
こうなると、人間に求められるのは
そうぞうりょく
だ。
imagine
create
では、どうすれば
そうぞうりょく
が身につきますか?
という質問をすること自体が
そうぞうりょく
の無さを示してる(笑)
映画を観る
街に新しくできたスポットに行ってみる
仲間と酒を飲む
旅に出る
スポーツをする
本を捨てて、遊ぼう。それが良いと思います。
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