ギフト
「ここ、美味しいから、お昼とかいいよ」
運転手さん、興味深く見てる。
はい、一人、口コミ(笑) ワン・トゥ・ワン。
かなよちゃんのsweet's cannonで予約したクリスマスケーキ2個とオリジナルのクリスマス・スイーツセット1個受け取り、タクシー拾ってまずは日頃お世話になってる龍華軒さんへ。
到着、「ちょっと待ってて」と車、わざと店の目の前で待ってもらう。JOYWOWへはすぐそこだからここで降りてもいいのだが、口コミマーケティング実践にはこれが効果あるんだ。
龍華軒ママ、チャイナドレスで、とってもきれい。
あ。写真撮れば良かった。
でも、この一年、本当にいろいろお世話になったから。その御礼を伝えるのでいっぱいだった。
JOYWOWへ向かってもらいながら、「身体に悪い調味料、一切使ってないねん」など、龍華軒情報を追加、運転手さん洗脳パート2(笑)
歩きながら、嬉しくって、写真撮った。
こうして、誰かにギフトできることは、自分がスイーツを食べるよりも、段違いに喜びだ。
ここでふと、ちょっと前SNSで話題になっていたのを思い出した。
友人の投稿。おおよそ、こんな趣旨。
中東のさる国のご家族を日本に呼んで接待するのだが、金額が桁違いなのでアイデアなくて困ってる。助けてくれ。
ホテルは一泊300万円部屋確保した。移動はプライベートジェット。ただ、アクティビティの予算が一人一日3,000万円×家族人数×滞在日数7日間。
アイデア、誰かください。
というものだった。
コメントがいろいろついてて、
劇場貸切り案:宝塚歌劇、歌舞伎、など
京都の神社仏閣貸切り案
鶯師呼んで鶯鳴かせる案
百貨店外商呼んで呉服案
映画出資案
沖縄上空、航空機貸し切って戦争ごっこ(これには呆れた)
ぼくはどれにもピン、と来なかったので、コメントもつけなかったのだが、せっかく日本に来てくれるのだから、「日本人の美意識を学ぶ時間」を過ごしていただければいいのではないかと思った。
たとえば、京都、銀閣寺で軽い山登りした後、参道下り途中左手のお蕎麦屋さんで美味しいあんかけそばまたはうどんをいただく。坂を降りきったら左へ折れ、哲学の道を歩く。着いた先の南禅寺で湯豆腐に舌鼓。
お金、一人3000万円いらない。使わなくても、こんな体験が京都ではできる。3000万あったら、3000回以上できるだろう。
お金では買えないサムシング、それこそが日本人が昔から大切にしてきたものです。
というのはどうかな・・・というのと・・・今日のぼくの受け取った嬉しいギフトとつながった。ほぐれた。
ギフトっていうのは、お金がいるかもしれない。多少は。
でも、お金では買えないサムシングを、こっちがいただける。
そう思ったよ。ありがとう。
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