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made in KOBE

至善にとどまる
止於至善

ブランドにとってはとても大事

『大学』が出典。『大学』は『論語』と並ぶ四書五経のひとつ

「当たらずといえども遠からず」「切磋琢磨」は『大学』から生まれた名フレーズ

ハマるあまり中国語版も持ってる

著書の1章をまるまる『大学』に充てたこともある

この本の章タイトルが「古典『大学』に学ぶブランドの『あり方』」

さて、「至善にとどまる」とはどういうことか

ブランドにおいて至善とは、絶対の善だ。ブランドにとって譲れない一線を示す。

「それをやっちゃあ、おしまいよ」

母(妻の母)はこのドラマの頃、つまり、ファミリア創業期、社員だった。

だからずっとファミリアを愛し愛用してきた。

妻も幼い頃からファミリア
息子もファミリア
だからファミリアはわが家にとって大事なラブ・ブランドだ。

贈り物を選ぶため百貨店のファミリアにいた。

外国人観光客、若い母親が娘のワンピースを選んでいる。

時々店員さんに英語で質問しながら。

そうか、外国人にも愛されるブランドに育ったか。

感慨無量だ。

残念ながら、店内を走り回り、あちこちの商品を触りたおして「キーーーーーーーー」叫びながら鼻水こすりつけるあのクソガキには絶対似合わないと思うのだが円安のこのご時世、15,950円するワンピースも「安いもの」なのだろうね。

そう。いまやファミリアは高額商品になっている。やすやすと買えない。
ぼくたちの他にはくだんの外国人観光客ファミリーのみだった。

子ども服は難しいだろうなあ。すぐ大きくなるし、いまや安いブランドは西松屋始めいっぱいある。

ファミリアを観察していて、「至善にとどまる」が浮かんだ。

ファミリアといえば、マスコットのくま、ファミちゃん・リアちゃん。
いま、彼らの顔が可愛くない。

見るとmade in 外国

あのね。iPhone組み立てるのなら誰がやってもいいよ。スペック通り組み立てれば出来上がるから。

でもね。ブランドの命、魂といえるファミちゃんの顔は、幼い頃から親しんだ日本人でなければわからない。

もっと言うと、神戸の人でなければわからない。

なのにmade in 外国。
「それをやっちゃあ、おしまいよ」

なぜmade in KOBEにしないんだろう。ぼくなら絶対そうする。

人件費が安いからアジアのどこかで作らせる

というのは90年代さんざ日本企業がやって、結果、この国内空洞化だ。
そしてアジアの人件費も日本より高くなってきている。

ファミリアには、切に願いたい。

made in KOBEを。

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