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フリーランスのコツ「発想力」

フリーランスのコツは「自前主義」と、昨日書いた。

発想力と発信力もいる。発信力の中には何のメディア(媒体)を使うかという選択眼も入る。長くなるので、今日は発想力について。

発想力を簡単に言うと、「遠い要素をつなぎ合わせる力」だ。そうしないと、「ただ説明しただけ」のつまらん話になる。

宮沢賢治『銀河鉄道の夜』。タイタニック号沈没事件に触発されたはずだ。

タイタニックが1912年に沈没、『銀河鉄道』は1924年に書き始めている(1933年に亡くなるまで推敲された)。いくら情報速度が遅い昔とはいえ、12年もあれば、十分届く。タイタニックは沈んだが、銀河鉄道は空へ「まるで億万の蛍烏賊(ほたるいか)の火をいっぺんに化石させて、そら中に沈めたという具合」に飛び立つ。乗客はみんな、異世界へと旅立つ。タイタニック号乗客も。

いまぼくは、キッチンカーの研究してる。塾生が始めようとしているので。noteにもいろいろ有益な記事があって勉強になってます。

ただ、キッチンカー、多すぎ(笑)

キッチンカーというのはスペックであり、大事なのはお客さんにとってのベネフィットだ。そこで発想力が必要になってくる。何を掛け合わせるか。
世帯数の多い高層マンションを狙う、あるいはビジネス街を狙う、というのはありがちな発想で、「遠く」ない。むしろ近い。遠いのはどこか。何か。

「ままならない」というワードが浮かんだ。すると、「食事がままならない」場所ってどこだろう?

キッチンカー × 病院
キッチンカー × 工事現場
キッチンカー × 映画撮影現場

病院はいま、戦場のようなありさまという。医師や看護師、スタッフの皆さんは美味しい食事、ままならないはず。そんな人たちに、あったかくて美味しい食事を、好きな時間にとれるようにすれば・・・

工事現場や映画撮影現場というのも同じく「ままならない」はずだ。

このように、「遠い要素」を掛け合わせるのがコツだけど、もう1つ、そのためには「気づく力」も必要になってくる。それは、とにかく日々、仕込んでいくしかない。読書、街の散歩、買い物実体験、テレビ、映画、ネットフリックス、ラジオ・・・体験の量がモノを言う。

この写真は昨日夕方撮ってインスタにアップしたもの。見た人が「阪本さん、UFOですかね?」とメッセージくれたんだけど、どうなんだろう。UFOは葉山に住んでいたころ、自宅の屋根上に居座ったことがある。でもそれについてはまた別のお話。

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