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仕事道具は1級を

宿泊ホテル1階ラウンジでピアノの弾き語りやってた。

声を張って高音になるときが耳に障る。騒音に聞こえる。

おそらくマイクに自分の声を通す方法を学んでないか、性能の良いマイクを使ってないか、その両方か。

バンドでライブやって、最初にぶつかったのがこの問題だ。

詳しいメンバーにきいて、マイマイクを買った。メーカーはShure、すっごくいいやつを。

マイクに声を乗せる、というのも一つの技で、BE:FIRSTがまだよちよち歩きの時、ヴォイストレーナーりょんりょん先生が繰り返し指摘していたのもこれ。

くだんの弾き語りピアニスト、マイク外してピアノもやめてアカペラで歌ったほうが上手いはず。

ついさっき、商店街歩いてたらギターの弾き語りやってた。ギターとボーカルそれぞれにマイクつけてるのだけど、音が籠もってしまって、聴いてて不愉快になる。というか、もったいない。

ギターより高いマイクを用意する必要がある。

これ、どんな仕事にも言える。大工さんが仕事に使う道具(鉋とか)はおそらく1級のものを揃えるだろう。大工さんの腕が1級であればあるほど。

ぼくたちの仕事でいえば、たとえばスマホ、たとえばパソコン。

ぼくは独立前、会社員だったころから、「安いけど使える」パソコンではなく「高価格高性能」一択できてる。ギャラが安い頃から変わらない。ちなみに今使っているのはウィンドウズマシンはVAIO、マックはMacBookAir。

「仕事道具を1級に」というポリシーは、取材ネタにも言える。

古本市があったので行った。マーケティングやってる者として、社会の動向を知るために古い雑誌が宝だ。雑誌の見出し、広告、出ている商品、記事コピー・・・・。

お金を惜しんではいけない。

今日はとびきりすごい雑誌に出会った。

『Olive(オリーブ)』創刊号だ。1982年6月3日号。

表紙には両手を挙げたオリーブと、「Grooming」というコピー。

いいねー。ぼくは社会人二年目だった。

定価300円だが、ついてる価格は4400円。問題ない。

編集スタッフの名前を探した。あった。角島真寿美さん。

若くして旅立ってしまった友人。

ニューヨーク時代、日本の拠点として、彼女の会社と代官山アドレスでルームシェアした。まさに「メディアの申し子」という人で、いろいろ勉強させていただいた。独立したばかりのぼくにとってはまぶしい存在だった。

ファッション、ライフスタイル、広告されている商品・・・

何日もこれ一冊で過ごせる1級の仕事道具。

もう一冊『宇宙船』というかなり濃い雑誌も入手したが、これについてはまた別の機会にお話しますね。なにしろ、濃すぎるから(笑)

ということで今日は、「仕事道具は1級を」でした。ちゃんちゃん!

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