![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114557496/rectangle_large_type_2_208dc595437d38640d75f2c7b4c50c66.png?width=800)
門前々払い
妻へのプロポーズが成功した帰りの電車内で、僕はご機嫌だった。
もう妻へプロポーズするタイミングを伺いながら、ソワソワしたダサイ空気を出さないよう注意する必要はないし、
「えー、プロポーズって本当にありがちな言葉を使わなアカンの?」
と葛藤することもない。
ようやく大仕事を終えて一息つきたい所ではあるが、ここで油断してはいけない。
「プロポーズした癖に、その先のことは何も考えていない頼りない男」
のレッテルを貼られないために、僕は今後の話を妻へ切り出した。
ここから先は
1,030字
¥ 100
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?