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[ChatGPT未経験者・初心者向け] プロダクトマネージャーが仕事でChatGPTを使うなら

メルカリでPMをしているKajiです。
現在はDirectorとしてWeb版メルカリと新規事業の戦略づくり、組織づくり、採用活動、そしてプロダクトマネジメントをしております。

Generative AIの話題は尽きないですが、実際自分も業務の中で使うことが多くなってきました。
最近Twitterなどで見かける内容が高度化してきたり、「Prompt、難しいんでしょ?」っていう意見を聞いたりして乗り遅れたんじゃないかと思っている方もいるのではないでしょうか。

今回は「ChatGPTって結局業務で使えるの?」というAI未経験者・初心者の方に向けて記事を書いていこうと思います!
業務ではAPIを利用したりZapierを駆使したりしていますが、今回はChatGPTのチャットUIだけで完結できる簡易なユースケースを紹介しています

<注意>
今回紹介するのはGPT-4環境です。約2,000円/月の課金が必要です
無料のGPT-3.5環境でもある程度は使えますが、精度やPromptの難易度があるのでGPT-4の利用を推奨します


はじめに

入力データを学習させないようにする場合

機密情報を扱う場合、ChatGPTに学習データとして使われないような設定にしましょう。
以下の画像のように設定すれば完了です。
なお、オフにするとCode InterpreterやPluginが使えなくなります

Pluginを利用する場合

Pluginを利用するとURLにアクセスできたり、ChatGPTの機能を拡張して多くのことができるようになります

要件定義アシスタント

今回は以下の画像のようなポイント還元機能を作る前提で要件定義をしていきましょう。
要件定義は要件を考えるだけではなく、文章としてアウトプットすることが必要です。
文章力に左右されることもあるので、ChatGPTが出力する完結でわかりやすい文章を参考にして最終的なアウトプットにしていきましょう。

<注意>
AIが生成する要件定義が必ずしも全てではありません。あくまでもアシスタントであると思って使ったほうが良いでしょう。

まずは条件を箇条書きで記載してどのような仕組みを作りたいのか伝えましょう。

機能要件に関する文章を生成する

機能要件として記載するべき文章を生成します。
フォーマットを指定することもできます。

エラーケースを洗い出す

エラーケースを洗い出します。特に何も伝えなくてもココまで作ってくれます。

複雑なケースを洗い出す

システムを作っていく上でいくつかのケースを予測しながら設計していきますが、そういったものも考えてくれます。

英訳にする

ダイアグラムを作る

記法を指定すればPlantUMK、Mermaidどちらも出力してくれます。
”Show me diagram” のPluginを利用すると図まで出してくれますが、"はじめに" で学習データ利用をオフにした場合は利用できません。

調査アシスタント

競合調査する (Plugin : WebPilot)

画像は簡易的な事例ですが、WebPilotでサイトにアクセスができているので、聞きたいことを聞いてみてください

記事を要約する(Plugin : WebPilot)

特にTech Crunchなどは日本語版がクローズしてしまったので斜め読みに便利です

市場調査をする(Plugin : ChatSpot) ※英語圏限定

ChatSpotを利用して英語圏の市場調査ができます。

CSVにしてもらうこともできます

その他

クエリの記法を確認する

「入社したら初めての分析基盤だった。」「Dashboardの作成が追いつかないのでクエリ書かないといけない。」ってことありますよね。
会社によってDBは違いますが、下記の例ではBigQueryでの事例を添付しています。

ユーザーリサーチの質問を作成する

以下の事例は簡易的な生成をしていますが、機能の説明や、仮説などをインプットすると更に良い質問になります

問い合わせ対応のチケットの中身を生成する

例えばSlack, Zapier, JIRAを使っている場合、「Zapierでスレッド自体をサマライズして、GPTでタイトルと内容の生成→JIRAに自動でチケット作成」をすると便利です。

さいごに

今回はChatGPTって結局使えるの?という方に向けて簡単な事例をいくつか書きました。
初心者向けということで、あえて難しいPromptを書かずにできることをまとめています。

もっと活用していくためには、zapierを使ったりAPIを利用してツールを開発していったりするともっと多くのことが自動化できます。

ご覧いただきありがとうございました!
時間があれば、次回はもう少し高度なユースケースを紹介していこうと思います。

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