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熟考・メタサウナのススメと7つのステップの紹介

サウナに入ると、体がスッキリするだけでなく、頭の中や心までスッキリした!という経験ありませんか。

これを書いている私の場合、そんな体験を何度も重ね結果、すっかりサウナの魅力に取り憑かれ、とうとう自宅にまでサウナを設置してしまいました。

(ご参考までに以下、我が家にサウナができるまでの奮闘記です)

以来、日々サウナから得られるスッキリの価値を高めようといろいろと模索してきています。

その結果、サウナでの整いの価値を高めていくためには、こうやって使っていくのが良いのではないかというのが見えてきましたので、今回は私なりのサウナの楽しみ方を共有できたらと考えています。題して

【熟考・メタサウナ】とその7つのステップ

です。


こちらがその7つのステップをチャートにしたもの。

しかし、日頃、自分が無意識でやっていたことをチャートにしてみると、こんなことやってたんだなと、いろいろと発見があり、とても面白いですね笑

もしかして、サウナってPCに並ぶ、ビジネスパーソンに必須の知的生産のツール!?


ここでは7段階で整理していますが、この手順で考えていれば、誰でも自分の人生に必要な要素に巡り会えるのではないかと思います。

割り箸がそのわかりやすい象徴ですが、木を折ろうとする時には、切れ目がないと折るのが難しいということが起こります。ただ、ちょっとした切れ目さえあれば、そこから先はパキッとおることができたりします。

私がサウナでやっているのは、一番思考の負荷がかかるところを勢いよく前に進める作業であり、そこまでいければ、あとは前に進んでいくという感じでしょうか。

私の場合、もはやサウナ無しで考えることが難しくなってきた感じすらありますし、逆にみんなサウナ無しでどうやって考えを進めているのかがよくわからなくなってきました笑

最近は、自分の仕事がもっとも進むのは自宅のサウナの中のような感じにすらなってきました。

仕事が捗るだけでなく、気持ちまで良いので、完全にオフィスの上位互換だなと思います笑

ということで、私のサウナの入り方である【熟考・メタサウナ】の7つのステップの紹介です。

①自分の状態に目を向ける

一番左から右に向かっていきます!

どんな人にも、調子が良い時、悪い時あるかと思います。その調子も、
・頭、思考が良い感じの時、そうでない時
・体、体調が良い感じの時、そうでない時
・心、感情が良い感じの時、そうでない時

と分けた時に、どれもが良い時、もう本当に絶好調という時もあれば、どこかしらが優れない時、場合によっては、どれもこれも優れない時もあるかと思います。
私がサウナに入る前にまず行っているが、今の状態というのはどういう状態なのか?に目を向けることです。
その上で、良いなと思う点があれば、それはもっと良くなるように、調子が悪いところがあれば、それは少しでもよくなるようにしようとサウナに向かいます。

②目的型(テーマ持ち込み型)と空っぽ型(ただ純粋にサウナを楽しむ)と

自分の状態が見えてきたら、その上で、何らかの考えを進めたいことや目的を持ってサウナに入るか、ただただ、空っぽになる時間にするかを考えていきます。

目的を持って入っても空っぽになる時もありますし、空っぽをイメージして入っても目的が生まれてくることもあります!

調子が悪い時は、往々にして、考えが整理されていない時や、心が乱れている時が多いため、頭、思考に課題を感じたら、整理したい要素を考えます。

また心に乱れを感じたら、心を整えることに意識を向けて、その上で、サウナの中に入っていきます。

ちなみに、以下は私がよく持つサウナの中に持ち込んでいく問いの例です。

【目的型の時】

  • 今、私が答えを出したいものは何?

  • 今、私が考えを深めたいものは何?

  • 今、私が処理したいもの、解決したいものは何?

  • 私が今、困っていることは何?

これらの問いは、サウナに入る前に持つこともあれば、とりあえず、サウナに入った上で、温まっている時や、整い椅子で整っている時に頭に浮かべていきます。そうすると、何セットかするうちに答えが見えてくるのが本当にサウナのすごいところだなと思います。

③問題解決と価値創造と振り返りと未来志向と

目的が見えてきて、考えを進めたいテーマが見えてきたら、以下の4つの観点から、自分が進捗させたいテーマについて目を向けていきます。

以下の4つをぐるぐるします!

どこかの観点からぐいっと深めていくこともあれば、行ったり来たりをくりかしながら、より多面的に目を向けていきます。

以下は、テーマごとによく見つめる問いの例です。

【問題解決型】

  • 私が今、解決したい課題とは何?

  • 何が解決を難しくしているのか?要因や真因とは?

  • それをするために必要な要素とは?

  • 自分がその問題に与えている影響とは?

【価値創造型】

  • 次に作るもの、出すべき資料において、私が考えるべきこととは?

  • 次に作るもの、出すべき資料において、どんな展開を見せると良いだろうか?

  • 次に作るもの、出すべき資料において、一番私が伝えたいこととは?

  • 今、作ろうとしている資料をもっと良いものにするために何をするのが良い?

【振り返り型】

  • 今日や今週あった出来事で、とても豊かだった経験とは?

  • 今日や今週あった出来事で、未来に向けての種として膨らませたい要素とは?

  • 今日あった出来事で、ここをこうすればもっとよかったと思う点は?

  • 今日あった出来事で、自分のよろしくなかったところは?

  • 今日あった出来事で、自分が貢献できたことは?

  • 今日や今週、お世話になった人は?

  • 今日や今週の私にこの経験を与えてくれた人や要素とは?誰のおかげであり、何に助けられている?

  • 今日あったあの人が大切にしていたものとは?

  • 今日あったあの人と私の大切にしているものの違いはどこにある?

  • その違いはどこから生まれてきていそう?

  • 今度、あの人に聞いてみたいことは何?

【未来志向型】

  • 未来に向けて、今、一番楽しみなこととは?

  • 未来に向けて、これを膨らませたいという要素とは?

  • 来週に向けてのスケジュールで、体験の価値をより大きくするために備えておくと良いものとは?

  • お金があったら買いたいもの、買っておくと良いものは?

  • 今後、どういった事業に力を入れていけると良い?

  • その事業を進めるとしたらどう進めるのが良い?

  • 自分は何の領域でより専門性を高めていきたい?


④五感+αをフルに

目的を持って入っても、空っぽになることをテーマに入っても、五感に集中する時間は必ず作ります!

自分の状態がいいなと思えた時、
自然豊かな場所や新しいサウナに入る時、
単純に今日は空っぽ型で行こうと行こうと思った時、
目的型で入ってはみたものの、考えが詰まった時

などには、思考ではなく、自分の五感+αに目を向けていきます。
その場合は、以下のような問いについて意識、感覚を集中させていきます。

  • 今、私の五感が感じていることは?

  • 今、私の体が感じていることとは?

  • 今、どんな音が聞こえる?

  • 今、どんな香りがする?

  • 今の私の感情には、どんな感情がある?

  • それぞれの感情の割合とは?

  • 五感以外で、第六感的に、何か今、自分が感じているものにはどんなものがある?何か嫌な予感がするもの、何か可能性を感じるものは?

⑤メタ認知を意識する

サウナ→水風呂→外気浴を2〜3セット続けていくと、だんだんとテーマが進んでいきます。

その際には、1つ視点を上に持ち上げて、自分がその場で見えてきたもの、見ていたものや、逆に見えていないものなどに意識を向けていきます。

視点を1階層上げて、メタに見てみます!

特に、サウナ→水風呂→外気浴で①から④で考えを進めたり、意識を向けたりしていったあとに、整い椅子で、整っていると、意識をせずとも、自分の視点がより高いところに向かっていくのではないかと思います。(場合によっては、上空や宇宙空間にトリップしたような感覚になることもありますが)

一度、意識的にその視点に目を向けながら、以下のような問いについて考えていきます。

  • 私の意識が自然と向かっていることは?

  • 私の意識が自然とそこに向かうのは何がそうさせていそう?

  • 私が意識できていないことは?(空間的に)

  • 私が意識できていないことは?(時間的に、過去を見て、未来から見て、未来を見て)

  • 私の考えや考え方をメタに見た時に、見えてくるものは?

  • 自分が持っている考えや解釈、思い込みを書き換えることで良くなるとするなら、どこをどう書き換えることが良い?

  • 自分に起こった嫌な出来事、悲しい出来事をどうリフレームすると良い?

  • この経験を未来に向けての糧とするなら、どこでどう糧にするのが良さそう?

  • 今週の自分に声をかけてあげたいこととは?

【感情の整え方】

サウナの凄さは、思考を整えるのにも有用ですが、感情を整えるのにもとても有用です。

生きていれば失敗をしたり、誰かから厳しいことを言われたりと、悲しいことは起こるものです。

そんな時に、どうしても自分の感情がネガティブに振れるものですが、サウナの中でそのネガティブ感情に目を向けて、適切に取り扱えるようになる事で、ネガティブ感情とも上手に関わっていくことができるようになります。

以下はその際のイメージです。

白はニュートラル・またはポジティブ、色がついているところがネガティブな感情をイメージしています。

①と②は、起こったネガティブな事象の見方、捉え方を整えるための観点です。

今、起こってしまっているこの事象をなくすことはできませんが、捉え方は自分次第で切り替えることができます。

失敗も、厳しい指摘も、短期で見ると苦しいものですが、中長期で見ると自分を成長させてくれる貴重な機会になったという経験は誰にでもあるのではないかと思います。

サウナの中で、メタに物事を見て、解釈を捉え直す・リフレーミングをすることで、ポジティブな要素も生み出していきます。

また、③の場合は、過剰にネガティブ感情が膨らんでしまっている時に、一度、冷静になって、その実態を捉えるイメージを表しています。

人間の感情の力はとても大きなものなので、必要以上に自分を苦しめてしまうことはたくさんあります。

そんな時に、一度、メタに眺めてみることで、「いや実際、そこまで自分を追い詰めなくても良いよね」と、切り替えることができるようになっていきます。


⑥メタメタ認知を意識する

自分の視点をメタに持ち上げて、そこから眺めてみることを意識して、もう何セットかサウナ→水風呂→外気浴を続けていくと、だんだんと、自分が意識して広げているメタ認知を認知できるようになってきます。(メタ認知のメタの位置からの認知なので、メタメタ認知と呼ぶ事にします。)

今度は、その観点から、自分の思考の癖に目を向けたり、まだ見えていなかった要素に目を向けていきます。

メタ認知をさらに1階層上げて、メタに見るようにします!

その時に持っている問いとしては以下のようなものがあげられす。

  • 私のメタ認知は何を見ている?

  • 私のメタ認知が見えていないものは?

  • 私のメタ認知の癖があるとそればそれはどういったもの?

  • 今回の私のメタ認知が働き、考えが進んだところにはどういったものがあり、そこにはどんな価値がありそう?

ここまで来ると、サウナに入る前の自分とは大きく違いが生まれてきるはずです。

⑦得られたものに目を向ける

最後のステップがこちら!

ここに至るまでには、およそ60分から120分というところでしょうか。

これだけあれこれと考え、自分の状態に目を向けていくと、また、それとは別に純粋にサウナを味わっていると、きっと心も頭も体もスッキリしているのではないかと思います。

最後の整い椅子の上でも良いですし、体を拭きながらや、サウナ浴後のサウナドリンクを飲みながらや、サ飯を食べながらでも良いかもしれません。

今回のセッションで、どういったものが得られたのかを振り返っていきます。

私の場合、ここまで来ると体からエネルギーが溢れてきて、何かを書きたくて仕方なくなっていることが多いです笑

まとめ

以上、今回は、私のおすすめのサウナの入り方として、「【熟考・メタサウナ】のすすめとその7つのステップ」というテーマで書いてみました。何かしら参考になったところがあれば幸いです。

「試してみたら、こんな発見があったよ!」何ていうフィードバックやコメントも大歓迎です!

また、まだここに書ききれていない振り返りの観点や、タロットカードを使っての偶発性を活用したサウナ浴など、今回のでは書ききれていない私のサウナの楽しみ方もあるので、またニーズがあればどこかのタイミングで続きを書くかもしれません。

これを読んでくれた方の中にもおすすめのサウナの楽しみ方を持っている方、振り返りの観点や方法を持っている方もいるかと思いますので、ぜひ私にも共有していただけると嬉しいです。

ということで、今日も素晴らしい学びの機会をどうもありがとうございました。

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