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ひとりごと

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記事一覧

こいこい

 一昨日の夜、飼い猫に小指を噛まれた。大した事ではないと思い、消毒してそのまま寝たのだが…

橘しのぶ
1か月前
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メロスのように

 詩友のT君が、第二詩集『しなやかな暗殺者』収録の『7歳』という詩を気に入ってくれた。一人…

橘しのぶ
3か月前
22

薫る 匂う

 源氏物語・宇治十帖の中心人物としてに、薫の君と匂宮という二人の貴公子が登場する。薫は生…

橘しのぶ
2か月前
22

愛称

 私は、夫を、「ぶたくん」という愛称で呼んでいる。太っているのではない。アメリカ映画の『…

橘しのぶ
2か月前
20

女友達

 女友達と、平和公園を散策した後、近場のタリーズで休憩することにした。コーヒー二つ、卓に…

橘しのぶ
2か月前
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『立春』 植田敏江

 本日の中国新聞、野木京子選、中国詩壇で、植田敏江さんの『立春』を拝読した。たった6行か…

橘しのぶ
3か月前
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変な音

 昨冬より、夏目漱石の作品を読む会に入れていただいた。私は、新参者で若輩者だ。気楽な聞き役に徹していたのだが、4月の読書会の課題作品の中の1作品について、次の会報に向けて、何かを書く順番が回ってきたらしくて慌てている。課題7篇から,私は、『変な音』を選ぶことにした。  転地療養先で大吐血を起こして生死をさまよった漱石は、主治医の長与胃腸病院に再入院。病院の壁一つ隔てた隣室から変な音が聞こえて、それが気になって仕方がない。その後、音の正体はわかるのだが、今は亡き隣室の人も、漱石

詩の選考について

 今年度、地方の3つの賞の選考委員を担当することになった。そのため見知らぬ方から、選考対…

橘しのぶ
3か月前
26

詩作について

 詩を書き始めて数年しか経っていない若い詩友が何人かいる。その一人から、先日、作品を見せ…

橘しのぶ
3か月前
31

名刺

 生まれて初めて名刺を作った。詩人に名刺は不要と思っていたが、いくつかのミーティングに参…

橘しのぶ
4か月前
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ラ・ボエーム

 2018年10月1日、94歳で急逝したシャルル・アズナブール。同年9月、日本で開かれたコンサート…

橘しのぶ
2年前
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